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2017.08.30
テーマ：パイプたばこを吸おう(1806)
カテゴリ：パイプ煙草インプレ
 今回のパイプ煙草レポートは、ラットレーの「ウエストミンスターアビー」です。昨年辺りに日本への輸入が始まった一群の新製品の中の一つです。缶のラベルには「Caramel」と書いてありますから、そういう着香の煙草だと思われますが、どんな仕上がりになっているのでしょう。早速、吸ってみます。 開封時の香りは、確かにキャラメルが強いです。それにバニラが加わり、ちょっとクッキーのような焼き菓子系のロースト臭もあるように感じます。カットは、やや細かいリボンカットとラフカット、それにブロークンフレイクが少し混ざっています。湿気は、やや強めに感じます。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、バニラキャラメルとクッキーを足して２で割ったような香りが来ました。ちょっとバニラが強いかなぁ。それと、何かの花のような華やかな香りもあります。味の方は、さほど強くはありませんが、砂糖系の甘さがあって、香りと合わせてお菓子系の喫味となっています。う～む、個性的という訳ではありませんが、ちょっと華やかで美味しい着香だと思います。 火付きと火持ちは、特に問題はなさそうです。燃え過ぎる訳でもなく、燃え難い訳でもなく、至って平和な喫煙が出来ると思います。 喫煙中盤になって少し着香分の甘味が薄れてくると、クッキーっぽい方向に味が変化してきました。ただ、花のような華やかな香りは残っていて、ちょっとトロピカルフルーツのようでもあります。 喫煙中盤以降は、着香分の薄れ方が落ち着き、それ以上は薄れなくなってきました。ちょっと華やかさがあって、微妙にフルーツっぽいクッキー系の喫味です。甘味も意外に残っていて、この手の着香煙草にしては渋味が余り出てきません。そういう意味では、かなり上手なブレンドだと思いますし、きっと糖度の高い上質のバージニア葉を使っているのだろうと思います。ただし、缶のラベルにあるようなキャラメルの味かと言われると、そうでもないような、私の持っているキャラメルのイメージとは違う味になっています。 という事で喫煙終了。後味は華やかなフルーツっぽいクッキー系で、残り香も華やかなフルーツ系でした。 全体的に見て、キャラメルの喫味ではなかったような気がしますが、それを考慮に入れなければ上手く出来た美味しい着香煙草だったと思います。特に華やかな香りと、甘味が最後まで続くのが良かったです。 ラットレーの新製品群には着香煙草が多いように思われますが、今回の銘柄も含めて、今まで試した幾つかの銘柄は、どれもなかなか良い出来に仕上がっていると思います。ラットレーなりの個性という意味では多少物足りなさもあるのですが、これぐらいの仕上がり具合なら文句はありません。 良い着香煙草だと思います。 [文句はない煙草ブログは此方 Click!]  
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六条 旭さんへ
このブログ用の写真を置いている写真保管サイトのシステムトラブルで、現在一部の写真が見えない状況になっています。もう何日もこの状態が続いており、サイト運営者も復旧に勤めているようですが、上手く行っていないようです。復旧にはまだまだ時間が掛かりそうです。 (2017.09.03 15:11:41)
お初におめもじ。いつも読んでます。
「いつも読んでる」ってひとが多いと思います。 私の頻く行くたばこ屋の主人曰く「キャラメル着香はいかにもキャラメルって感じのものがなかなか無い」。 かれのもっとも気に入っていたのがキャラメルラッシュであり、舌に乗る甘さがまさしくキャラメルだった、とのことです。 この一年でパイプを始めたばかりの私は喫めていないながら、SS900IE さんの当該銘柄についてのレビューを鑑みるに、マクレーランドの他の銘柄と較たらそれほど廃止を悔しがることなく済ませておけるんじゃないか、そうにらんでいます。 さて。私のいちばん好きなキャラメル着香はこの記事のウエストミンスターアビーかもしれません。DTM ミロンガのバージニアのコクも捨てがたいのですが、どうもこいつがキャラメル着香のいちばん良いやつなんだって気がするんですよね。 今年になって国内流通したカロミオ（レディラブドはミロンガと同じくアルゼンチンでしょうか）もすさまじいティンノート・ルームノート でかつミロンガとはちがい香りの持続がマクレＰ．アロマティックシリーズ並みですが、あまり上品という感じではない。 ところで、バニラ着香もですがキャラメルは他の着香と較べてより一層「香りからの連想」が味の感覚に影響するのだと思います。 食べ物の限りで言ってもキャラメルにはプリンのカラメル（ベストオブショウのヌガー）とか、森永のやつ（カロミオ）とか色々あって、それについての好みが反映されているように感じます。だからテイスティングの分析的な面ではそうでもない（パイプによる差異に影響を受けていない）のに評価はものすごく割れる。 翻って、フルーツ系は香り自体の好き嫌い、というか「香水っぽさの度合い」で好みの銘柄が決まってくるような気がします。味で言ったらアップルぜんぶハイチュウだし。 ウエストミンスターアビーは洋菓子店の生キャラメルです。ご指摘の、コールハス銘柄ではたびたび顔を出すところの花っぽい香りが独特な爽やかさを演出しています。 余談ですが、ミロンガはキャラメルポップコーンですね。大容量だし。コストコで買いたい感じです。 (2019.05.18 12:41:38)
ティルスヘッドさんへ
ご来場ありがとうございます。m(__)m ティルスヘッドさんも色々と試してらっしゃるようですね。ご自身の喫煙記録も兼ねて、パイプ煙草についてのブログとかHPとかをなさると良いのではないでしょうか。パイプ煙草に関する日本語での情報は、ネット上にまだまだ不足しているように思いますから、けっこう需要もあるように思います。 さて、マクレーランドの「キャラメルラッシュ」ですが、仰る通り、私としても余り惜しくない煙草でした。と言うより、アメリカンな着香煙草全体が、どうも好みに合わないようです。この辺は、好みの問題なので、どうにもなりません。 ティルスヘッドさんも、これからも色々吸って楽しんで下さい。 (2019.05.22 19:50:36)
いつも参考にさせて頂いております。ウエストミンスターをせっかくなのでラットレーブラックシープにて吸ってみました。
はじめは着香系によくある気がする海外のガムの用な臭いがして、ガムの中にこくのあるクッキー感というか、たまにパセリ？コーヒーポーションをなめた後のような甘さが舌と鼻の奥にまとわりついて来る印象でした。キュービックに似ている印象があるのはクリーム感のせいでしょうか？ 続きは明日にしようと、半ボウルでやめ、シャワーを浴びたときに気が付いたのですが、口の中が激甘に変貌しておりました。 ラットレーの煙草は強く太い印象なので、ウエストミンスターは軽い方なのでは？と思っていたらこんな所に伏兵が... パイプ後のシャワー時の顔の匂いを一つの楽しみにしている変態には二度楽しい煙草でした❗ (2020.06.07 09:55:26)
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