テーマ:パイプたばこを吸おう(1812)
カテゴリ:パイプ煙草インプレ
新たに日本に輸入された「ペッセカヌー」ブランドの二つ目は、非ラタキア銘柄の「オリエンタルフレイク」です。輸入元の解説ではトルコ産オリエントのラタキア加工品がブレンドされていないだけで、それ以外のブレンド内容は前回の「ラタキアフレイク20」と同じなのだそうです。前回の「ラタキアフレイク20」が美味しかっただけに、今回も期待できます。 早速、開けてみましょう。 開封時の香りは、薫製臭のない干草臭で、少し酸味のある果物的な香りも感じます。カットは前の「ラタキアフレイク20」と同じく、横約8cm×縦約4cmのフレイクですが、厚みが少し増えて約3mmくらいあります。それだけに、缶にはこのフレイクが6枚しか入っていませんでした。このサイズのフレイクとなると、フレイク半分でも1回の喫煙では多いかも知れません。でも微妙にコントロールするのは面倒なので、私は半分を1回で吸おうと思います。湿気は普通です。 このフレイク半分をテキトーに丸めてパイプに詰めて着火しますと、軽い焚火系の匂いが来ました。微妙に果物的な香りも感じます。これは非着香バージニア系ブレンドのフレイクらしい香りです。味は、前回の「ラタキアフレイク20」に比べると軽く感じますが、甘味や酸味よりもコクと旨味で吸わせる味わいで、重量感がそれ程ないだけに常喫向けだと思います。成程、「ラタキアフレイク20」からラタキアを抜くとこうなるのかと納得出来る味と香りです。 火付きと火持ちは余り良くありません。「ラタキアフレイク20」よりも厚みの増したフレイクですから、これは仕方ありません。むしろ、この厚みのフレイクにしては良く燃える方だとも言えます。 喫煙中盤でも喫味の変化はありません。微かにある刺激は「ラタキアフレイク20」よりも少ない上に、コクや旨味も程良く、こっちの方がより常喫向けだと感じます。輸入元の解説では「隠し味にイチジク、リコリス、グレープ、蜂蜜を僅かに配合」とあるのですが、それらを明確に意識する事は出来ず、本当に隠された味になっているようです。 喫煙終盤も同じ喫味です。コクと旨味が十分にあって比較的濃い味だと思いますが、「ラタキアフレイク20」程には重量級ではないので、割りとスイスイ吸えて、何時の間にか吸い終わっているような感じがします。 という事で喫煙終了。後味には適度なコクと旨味、残り香には焚火系に微かな果物系が混ざっていました。 全体的に見て、コクと旨味で吸わせる美味しい煙草ですが、そこまで重厚ではないですし、変な癖もなく、やや濃い目の常喫系煙草として楽しめる銘柄だったと思います。 米国某情報サイトに記載がない程のマイナーなブランドであるにも関わらず、これ程の味わいを出せているというのは、ちょっと驚きです。きっと世界にはまだまだ知られていない名品が沢山あるのでしょう。パイプ煙草の世界には、今知る以上の奥行きがありそうです。 [奥行きのある煙草ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.04.19 17:30:06
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