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2018.07.19
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テーマ:読書日記(1660)
カテゴリ:読書感想

雲を離れた月 [ 相川英輔 ]

「雲を離れた月」
「ある夜の重力」
「7月2日、夜の島で」
短編「エスケイプ」4編が収録されている。

「雲を離れた月」は、中学時代に4人でふざけてした御狐様で
「20歳までに3人死ぬ」という言葉にとらわれて生きる主人公源。
その中の2人が死んでしまい、残りの1人酒見君を探し出す。
酒見君は、中学時代とは変わり果てた姿になっていた。
一度死に鬼となった酒見君。
医者を目指している源は、酒見君の変わり果てた姿をそれなりに理解し
そして彼の元から去っていく。
鬼となった酒見君の行動に読者としては
驚きと悲しみ以外に表現できないがなんとも切ないストーリーだ。

「ある夜の重力」は、大学時代の友人3人のストーリー。
お面を外すことのない榊君。
そして演劇の世界で成功を夢見る春。
重力に興味を持ち大学で研究する主人公の光安。
この3人には大学時代の仲の良かった思い出がある。
その後榊と春はつきあいはじめ、大学を辞めてしまう。
光安は、春に好意を持っていただけに二人が
つきあっていてやがて春が妊娠することはショックだっただろう。
そして、久しぶりに榊君と光安の再会。
二人の間の会話が興味深い。
この物語のキーワードは、「歯医者の息子」とエポジック・アノマリー。
なんとも神秘的なストーリーで、小説の中に
読者がひき込まれてしまう。

「7月2日、夜の島で」は、50万円と7月2日の誕生日を
交換した男女(渕上と佐織)のストーリー。
自分の誕生日を失うということがどれだけ
切ないことなのかこの物語を読んで考えさせられる。
7月2日は、元旦から数えて183日目。
1年のちょうど中間の日ということをこの物語で知った私。

15ページという短編の「エスケイプ」は、主人公の私が、
トウモロコシの芯と会話するというなんともおもしろいストーリー。
でも、私はこの「エスケイプ」が一番好きです。
短いストーリーなのだが表現力は素晴らしい。



雲を離れた月
  • 相川英輔
  • 書肆侃侃房
Amazonで購入
書評





電車でも好きな雑誌が読めるので
空き時間を大いに活用しよう。






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Last updated  2018.07.19 20:08:22
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