ハーブと一緒に私のスマートライフ

​
絶対猫から動かない [ 新井　素子 ]​

私は高校時代に新井素子さんの本にはまっていた。
彼女の大ファンだった。
「グリーン・レクイエム」「結婚物語」など
当時読んでいました。
「結婚物語」はドラマ化されましたね。

あれから30年。

今回、新井素子さんの【絶対猫から動かない】を
読んでみました。
新井素子ワールド全開の1冊！
文章を読んでいて、懐かしさを感じます。

この本、ページ数は646ページ。
その上、1ページが2段組み。
本は重いので、自宅で読むのがおススメ！
外出先で読もうとバッグに入れて持ち歩いたら
私、腕が痛くなりました！

まずはこの本の登場人物紹介：

夢の中で呪術師として活躍する主人公の【大原夢路】は現在56歳。
彼女は、元校正の仕事をしていたが現在無職。
結婚はしているが、子供はいない。
両親の介護のために仕事をやめ、認知症になった義父母もいる。
貯金がどんどんなくなっていくことで老後への不安がいっぱい。
仕事やめなきゃよかった。
そんなストレスの続く毎日。

専業主婦で暮らす同級生の【関口冬美】は孫の世話で
自分の時間さえない暮らし。

孫の誕生を楽しみにしているじーさんこと【村雨大河】

発達障害の子供と向き合うサラリーマン。
夢の中では妙に鋭い男こと【氷川稔】

女子バスケ部の生徒たちを守るために尽力する
新米教師【佐川逸美先生】
そして若さと元気いっぱいの女子バスケ部の中学生たち。

元ヤンキー看護師こと【市川さより】。

ストーリー：
大原夢路、そして幼なじみの関口冬美は
地下鉄有楽町線に乗っている時に地震で
電車が止まってしまう。

「ううう・・・・ういやっ地震？」
そこから物語は始まる。

地震と思ったその現場で、事件が起こってしまう。

謎の人物は、蓑傘被って藁草履履いている。
その正体は徐々に解明されていくのだけれど
夢の中でしかその人物には会うことができない。

謎の人物の名は『三春ちゃん』。
この妖怪と戦う大人たちの物語。

バスケ部の中学生の未来（命）を守るために
大人たちは団結して知恵を出し合う。
人生50年近く生きた大人たちは夢の中で
自分の経験を活かして問題を解決していく。
その姿は、私自身50年近く生きたからこそ
理解できる内容だ。

妖怪と戦うことを通して、自分の人生と向き合う。

今を生きる私たち50代のリアルな悩みを織り込んだ
「ふつうの大人」の冒険小説を是非堪能してほしい。

著者のあとがきには以下のような記載がある。

将来の展望。夢。希望。憧れ。
実際の能力。実際に自分ができること。
50代で「人類の危機」や何やを察しても、自分には
繋がっている錘がある。
それを自覚した上で、50代の人間が何をできるのか。
50代の人間が、その錘を振り切るとしたら、
どんなことが必要か。
そんなことを・・・考えていたら、こんなお話ができて
しまいました。

高校時代から30年経ち50代を迎えるアラフィフの私が
読んでおもしろいと感じた1冊。

​​​​

​​



本が好きに参加しています。




本は楽天で注文‼



読み終わった本は、ブックオフに！

店舗に持っていくのは大変なので
買取宅配を利用しています。





ふるさと納税も私は楽天で！

​

ウイルスソフトをカスペルスキーに
してみました。