ル・カンボン09(マルセル・ラピエール)
モルゴンが有名なマルセル・ラピエールですが、それとは別に95年に購入した13haのボジョレーの区画がシャトー・カンボンです。大半のブドウはボジョレー・ヌーヴォーにまわされるほか、AOCボジョレー、ボジョレーロゼをリリースしています。良年に最良の葡萄のみを2~3週間遅摘みして造られるキュベが「ル・カンボン」です。過去には2000年と2005,07、08年に造られています。シャプタリザシオンはせず、二酸化硫黄、酵母、酒石酸も添加されていないとのこと。いわゆるポジティブセレクション銘柄という理解でいいのですかね?興味深く飲んでみましたが、まず驚くのはそのアルコール度の高さ。14%あります。といっても構成はガチガチではなくて、ボジョレーらしいなめらかさとジューシーさを失っていないのがいい。数年寝かせると面白そうです。その一方で、味わいがどことなくクリアでないというか、後半にややエグみのようなものが感じられるのが気になります。今回購入したボトルは、コルクの上の方まで液体がせりあがった跡があり、ひょっとしたらあまりコンディションがよくなかったのかもしれません。その後TODAさんの特売コーナーで安く売られていたので2本追加購入してみました。しばらく置いてから一本開けてみようと思います。★★☆