オ・ボン・クリマ・PN・ノックスアレキサンダー2002
WA誌85点という低評価ですが、そんなに悪くないですよ。中心が黒々としたガーネットですが、エッジには熟成を感じる色合いです。黒い果実、焦げ臭、甘草、八角、それに下草っぽい熟成香。口に含むと、焦げたフレーバーのアタック。この造り手によく見られる、パンと張った鞠のような酒躯やゴムっぽいフレーバーはありませんが、酸がしっかりしていて、ブルゴーニュっぽい作りです。ブラインドで出されたら、03年のブル(村名クラス、たとえばアンブロワーズとか‥)と答えそうです。お焦げフレーバーが支配的なのが難点ですが、私なら88/88+ぐらいつけますけどね。それにしてもこのボトル、最悪です。クソ重たいし、かさばるのでセラーでも邪魔もの扱い。オマケに真っ黒なので、飲んでいて残量もわかりにくい。こんなところにコストかけないで、ふつうのボトルに戻せばいいのに、と思います。以下、WA誌のコメント。The competent 2002 Pinot Noir Knox Alexander exhibits a medium ruby color along with a moderately sweet nose of strawberry jam, cherries, damp earth, and a notion of underbrush/old wood/stale mushrooms. It possesses a pleasant attack and crisp acids, but falls away on the palate displaying a lack of depth as well as concentration. Drink it over the next 5-6 years. 85p二日目:小瓶に残して常温で保存しておいたものを飲んでますが、香りが初日よりよく出るようになりました。初日は温度低すぎたかな‥。いずれにしてもWA85点は厳しすぎるかと。といって90点つくワインではありませんが。私だったら、88/88+ というところでしょうか。