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カテゴリ:私の趣味
親鸞聖人750回忌記念企画を日本橋三越で開催されていたので観にいってきました。
(1)親鸞の妻が娘に送った手紙「恵信尼文書」の複製(京都府・西本願寺) (2)親鸞布教の様子を描いた「筑波山餓鬼済度の御影」(茨城県・常福寺) (3)親鸞も挑んだであろう回峰行「数珠」(滋賀県・延暦寺) (4)鮮やかに描かれた親鸞の生涯「親鸞聖人伝絵」(茨城県・光明寺) (5)親鸞思想の象徴 「阿弥陀如来立像」(京都府・東本願寺) (6)流罪先で見た、海に沈む太陽「日の丸の御名号」(新潟県・居多神社) (7)親鸞の伴侶「恵信尼公坐像」(新潟県・光源寺) (8)親鸞の息子「善鸞上人御影」(福井県・證誠寺) (9)親鸞が書き綴った仏歌「三帖和讃」の複製(三重県・専修寺) 等々が展示されています。 私が親鸞に関心を抱いたのは梅原猛氏の「親鸞の告白」を読んでからです。 浄土真宗というと浄土宗から独立したイメージが強いのですが、親鸞自身は法然の教えから独立するつもりはなかったようです。 浄土真宗教団が組織化されたのは親鸞の孫の代(蓮如)になってからです。 梅原氏はキリストにおけるパウロのように、蓮如を天才的な伝道者として書いています。 ただ 今回の展示会には「歎異抄」についての展示物がありませんでした。 長い間本願寺の文庫に秘書として秘められていたためか、本願寺としては消し去りたい書物なのかもしれません。 「歎異抄」を書いたのは唯円です。唯円が見た親鸞の姿であり、親鸞の言葉なのです。 私は専修念仏の信者ではありませんが、「歎異抄」は面白く読むことが出来ました。 称名念仏・・・「南無阿弥陀仏」を称えるだけで人は救われる。 他力本願・・・「他力というは如来の本願力なり」他人まかせという意味ではない。 悪人正機・・・悪人こそ救われる。自分の愚かさに気づく人間こそが、救いの機会をもった人間である。 肉食妻帯が許される浄土真宗について書きたいのですが、仕事の時間となりましたので次回にまわします。 安西節雄 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.05.06 09:07:06
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