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カテゴリ:感動した本・映画・音楽
毎日楽しみにしていたのが、一昨年のノーベル化学賞を受賞した下村脩さんの「私の履歴書」。
先週で最終回を迎えてしまった。 長崎大学から名古屋大学そしてプリンストン大学への留学の経緯が、いろいろな偶然で決まってしまっていた。 とくに武田薬品の研究職を目指していたが、面接官から「あなたは会社にはむいていません」といわれサラリーマンをあきらめたことなど、ノーベメ賞への運命を感じさせられる。 ウミホタルやオワンクラゲの発光生物の発光メカニズムを解明していった経緯を面白く描かれ、オワンクラゲの採集には家族総出であたり、周りの人たちからいぶしがられていた。 受賞対象になった蛍光たんぱく質の発見が着目され、その経緯が書かれていて、わくわくしながら読んでいた。 「GFPを私が発見していなかったとすると、代わりに誰かがGFPを発見していただろうか。そんなことは考えられない。」 と凄い 自信家でもいらっしゃる。科学者としてのプライドが感じられる。 つい自分に問うてみる・・・・・・・・。トホホである。 「自分がやらなければ、誰ができるか」 明治維新の龍馬を見る思いだ。 安西節雄 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.08.02 09:19:30
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