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コンヤ
ガイドのY氏が 突然 トルコ人は 日本人と同じ 赤ちゃんには 蒙古斑があります。 トルコ人の 子供たちは みな 金髪をしています。 そして 大人になるにつれて 黒髪に変わっていくのです。 トルコ人は 東洋 西洋 中東 みんなミックスしていったのです。 と 言うのです。 オスマン帝国のルーツは、13世紀末に小アジアの西北部を根拠としていた軍隊の集団です。 オスマンの一族は、もともとセルジューク朝の傭兵部隊でしたがオスマン一族は徐々に近くの軍事的な集団らと同盟していき領土を拡大していきます。 そして1299年にオスマン帝国が誕生することになるのでした。 中央アジアから 西へ移動したトルコ人。 中央アジアから 東へ移動した日本人と同じルーツを 持っているということか・・・・。 コンヤは 1077年にその ルーム・セルジューク朝の都が移されたことで発展した古い街です。 セルジューク朝はモンゴル帝国の侵入を受け、イル=ハン国が成立するとその支配下に入り消滅してしまいます。 とにかく歴史の古い街なのです。 カラタイ博物館 13世紀にセルジューク朝のカラタイ宰相によって立てられた神学校。 現在ここは、「タイル博物館」として公開されている。 13世紀頃のセルジューク時代とその後のオスマン時代との違いは。 セルジューク時代のものは、ブルーの下地に黒のデザインが特徴的。 オスマン時代になると、チューリップやカーネーション、草花のデザインに変わっている。 特に赤のチューリップは有名との事。 入り口の門に刻まれた浮彫とアラビア文字である。 建物、展示物ともにイスラムらしく派手さはないけれど、精緻な紋様を鑑賞できます。 トルコブルーのモザイク柄のタイルが貼られており、非常に美しい。 メブラーナ博物館 コンヤは イスラム教の一派であるメブラーナ教団の発祥の地でもあります。 メブラーナ教団は通常のイスラム教の宗教儀礼と異なる儀式を持ち,中でも両手を広げてぐるぐると回転しながら踊る儀式に特徴がある。 そのため「旋舞教団」とも呼ばれている。 教団の創始者であるメヴラーナは現在でもコンヤの人々に親しまれている。 トルコ共和国の初代大統領のムスタファ・ケマル・アタテュルクによって1925年にメブラーナ教団は解散させられたが、現在、霊廟は博物館として公開されている。 アタテュルク氏はトルコリラ紙幣の すべての券種に採用されているトルコの英雄です。 異端とも言える宗教を解散させたのも,下手に宗教で国が混乱しないためであるという。 過去の偉人として残すという賢い選択枝のようだ。 トルコ共和国は政教分離主義がしっかり根付いている。 でも ガイドのYさん 今の大統領が イスラム化を強めていくのではないかと 心配していた。 博物館の前にはお祈り前に手足をきれいにするための洗い場があります。 ここは土足はダメなのでビニールの靴カバーが置いてあり,それを履き物の上にかぶせて中に入る。 博物館の中は 撮影禁止。 中にはメブラーナ他 多数の棺が置かれていた。 金刺繍のカバーが掛けられており、棺の頭はカーバ神殿の方角に向けられている。 イスラムの埋葬は、白い布に包んで土葬するそうだ。 隣の部屋にはメブラーナが着ていた服や手書きの詩の本、コーランの分厚い写本、 13世紀頃のお祈り用絨毯などが展示されています。 メブラーナ教というと独特の旋回舞踊、「セナ」。 セナは太鼓と笛の単調な音楽にのせて真っ白な衣装をと高い帽子を身に付けた聖人たちが クルクルと回り続ける踊りで 音楽がだんだん速くなるにつれて クルクル度も激しくなり、 自分の心を忘れて神の世界に入るといわれています。 これぞ、異国へきた!という実感。 メヴラーナ 7つの教え 1.恵みと助けは流れのように与えよ。 2.情けと哀れみは太陽のように与えよ。 3.他人の欠点は夜のように隠せ。 4.怒りといらだちは死のようにあれ。 5.謙遜と謙虚さは土のようにあれ。 6.寛容は海のようにあれ。 7.あるがままに見せるか,見かけのごとく振舞え。 なんとなく 仏教と 似ているような感じ。 同じトルコ国なのに 異国へ 来た感じがした。 スルタンハンのキャラバンサライ(隊商宿) コンヤからカッパドキアへと向かう途中に,スルタンハンという町があり,そこのキャラバンサライに立ち寄る。 中央に礼拝堂、回廊式の建物には食堂、 宿泊場所、ラクダをつなぐ場所などがある。 さらに ここには牢獄まである。 外壁の上は見張り台。 当時の隊商というのは財産を持ち歩いた。 それを狙う盗賊などがいた。 夜はとても危険だったようだ。 そのために,あちらこちらにこのような頑丈な隊商宿がつくられた。 いよいよ カッパドキアに入る。 安西節雄 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.11.08 09:42:22
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