所沢支部　税理士仲間のブログ

所沢支部の岸野です。

最近はすっかり討論会、論文の話題が続きますが、これで最終です。

さる１１月８日（木）、大宮ソニックシティにて学術研究討論会が行われました。

関東信越で４５０人以上の税理士が集う、非常に大規模な大会でした。

 

最終リハーサルは１１月４日（日）、大宮支部 安藤智子研究員、
熊谷支部 福島繁夫研究員 と三人で、５時間に渡り行いました。

みんな「もういい加減、この辺にしよう」と思いながら、過不足を見つければ補正して、
発表の直前まで修正が繰り返されました。

そして当日、9:00に三人で会場入りすると、意外にそれほど広くないので不思議と安心しました。

江本会長のご挨拶を皮切りに、大会が始まります。

会長は最後の懇親会までお付き合いくださって、ありがとうございました。

一緒にやってきた栃木会、茨城会の発表が先に始まり、
これを見学しつつ、最後である自分たちの準備も続けます。

準備では、エキストラ出演をしていただく山本真守留先生、清水善規先生、
そして各支部の先輩がずっと付き合ってくださいました。

さて、私たちの発表が始まりました。

 

私は教師役でスライド作成を担当、他の研究員と先輩方が生徒ということで、
絵的には一番の花形を頂戴しました。

しかし、実はこの寸劇の発想も、詳細にわたるシナリオ構成も、
福島先生が数ヶ月夜なべして作ってくださったものです。

細部まで丁寧に作りこまれており、私たちは安心してその通りに動けば良い、
本当に素晴らしいシナリオでした。

また、発表の基礎となった２０００枚を超える膨大なアンケートは、
安藤先生が発案、集計されたものです。

集計結果は、三人の論文を単なる理屈、意見で終わらせない、
実態面の強力な裏付けとなっており、日本税務研究センターの坂田純一先生は、
「これは正に社会科学の方法だ」と高く評されていました。

もともと縁が無い、思考もキャリアも何もかもが違う三人が、
一年間一緒に併走して来れたことが大変感慨深く、感謝です。

ともあれ、何とか無事に大会が終了しました。

最高に楽しく、発表ができました。

夜は、委嘱期間で最後の懇親会です。

シャープでマニアックな茨城研究員の皆さん、
力強くエキゾチックな栃木研究員の皆さんとも、随分議論やぶっちゃけ話をしてきました。

ときに激しい夜の討論もありましたが、本当に素晴らしい一年、
素晴らしい九人の研究員でした。

また札幌大会に向けて、一緒に準備（何の？）を進めて行きましょう。

ずっと貴重な時間を割いてくださった山下先生、清水先生、
調査研究部の皆様にはただ感謝しかありません。

直接に間接に、数多くご指導を受け、励ましと叱咤をいただいてきました。

また、これほど深く税研の坂田先生とご一緒できたことは、税理士として僥倖と思うばかりです。

陰に日向に、私たちを支えてくださった本会事務局の佐藤さんをはじめ皆さん、
ありがとうございました。

今後の合宿や集まりではお声を掛けるので、楽しみにしていてくださいね。

そして、業務の合間に駆けつけてくださった川野支部長、荒木先生、
塩谷先生をはじめ所沢支部の皆様、本当にありがとうございました！

上記掲載した写真の大半は、所沢支部の伊藤雅紀先生がご提供くださったものです。
いつも本当に、ありがとうございます！

最後に、２０年以上前に卒論で大構想を立てながら、
未完成のまま卒業したことが、大変心残りとなっていました。

今回、４０歳を過ぎて図らずも論文作成、発表の機会をいただいたことで、
ようやく本当に卒業できたという安堵感で一杯です。

これから税理士界も世の中も、更なる激動の中に入っていくのだろうと思います。

その見えない未来を、何とか皆様と一緒に駆け抜けていけるよう、これからも精進していきます。

引き続き、宜しくお願い致します。

岸野康之　拝