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2008.09.04
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カテゴリ:作文指導

受賞作品2つ目、小6の男の子の作品。

初めて感じた「命の重み」号泣

 

 

<悲しかったゴールデンウィーク>

 

ゴールデンウィーク中に心配だったのは、

犬の「ララ」が苦しそうだったこと。

年をとっていても、4月までは散歩も喜び、

とても元気だった。

連休に散歩したときに、ララが苦しそうなのが

一目で分かった。

ひもをつないだら3回転してスタートする。

しかし、その日は元気がなく、1回転で終わった。

目は細く、息苦しそうだった。

スピードも遅くなったし、歩いただけでも痛そうだった。

家族のみんなもこのララの姿で分かった。

夕食の会話に、ララのことが増えた。

毎日散歩させるのは、かわいそうなので、

散歩の回数も減らした。

買い物に行ったときには、お母さんが、

「ララはもうおばあちゃんだから、美味しいものを買ってあげよう。」

やわらかく、美味しいものを買ってあげた。

ゴールデンウィーク最終日、僕は窓から見た。

ぐったりしていてもう歩けなさそうな体だった。

もう死んでしまいそう。

僕はララと過ごす日々を大切しようと思った。

学校から帰ったら必ず話しかけ、

なでてあげた。

頭の中からララのことが離れない。

その夜、ララは、「ハァ、ハァ・・・」と言っていて、

とても苦しそうだった。

次の日、ララは死んだ。

その前日は雨だった。

ララは小屋から出ていた。

歩けない体なのに。

お父さんが小屋へ入れてあげたみたいだ。

僕は朝起きて、お母さんからその話を聞いた。

涙が出た。

なかなか力が入らず、

着替えたり、朝食をとるのに時間がかかった。

学校へ行く前、僕と弟でララを見て、心の中で言った。

「ありがとう。」

「さようなら。」

感謝した。

ララは本当に良い犬だった。

誰かが来ると、ワンワンと吠えてくれた。

散歩のときも、僕が楽しくなるような動きをしてくれた。

頭から離れない。

もう一度ララと散歩をしたいと思っても、

もうララはいない。

イヌも家族の一員だから、亡くなったら

僕は泣けてしまう。

近所の人がイヌの散歩をしていると、

「僕もまたララと散歩したいなぁ。」

そう思ってしまう。

もうこんな悲しい思いはしたくない。

絶対にイヌは飼いたくない。

泣けてきたゴールデンウィークだった。

 

 

ゴールデンウィーク直後から取り組み始めたこの作文。

その過程のエピソード。

イメージ・チャートに起こしている最中、

彼の様子が少しおかしい。

どうした?

って僕が訊くと、潤んだ彼の瞳から涙がポロッ・・・。号泣

僕も、もらい泣きしてしまいそうでした。

それほど、彼にとって、「ララ」の死は重かった。

作文のテーマは生徒自身が考え、選びます。

彼は、「ララ」という家族の存在、命の重さに

真正面から向き合おうとしているんですよね。

大人目線から言えば、

「命の重さ、尊さ、儚さに触れたからこそ、

 再び命に寄り添って生きようとして欲しい。」

確かに、僕も、前に進んで欲しい、そう思います。

でも、そうするためには、まず、向き合わないと。

そう、彼のように向き合うことから全ては始まる。

今、感じていることを、自分の中から素直に出す。

それでいいんです。

記事を書いている今も、目頭が熱くなってきました。

 

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Last updated  2009.08.03 13:56:46
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