カテゴリ:ラオス
昨日,ラオスに世界で初めて実戦で落とされたクラスター爆弾を紹介した。ラオス内戦時に,米軍により,多数投下された。内戦と言っても,実際には冷戦時代の代理戦争であった。ラオスは,インドシナ戦争やベトナム戦争なども含めて,フランス,アメリカ,ベトナム,旧ソ連などにいいように利用されたり振り回されていたのだ。私は専門家じゃないので,詳しいことは,あちこちのサイトに出ているので,参照を…
今日は,昨日のクラスター爆弾に関わっての画像をUPする。ラオスでは,「ボンビー」と呼ばれている。既出の画像が多いが,2日続けてまとめてみた。'04年12月だ。 人々は,落とされた爆弾を上手く利用している。 クラスター爆弾の薬莢が,囲炉裏として使われている。 これは,プランターになっている。 これも,プランター。 門柱になっている。右には,やはりプランターが。 中の小爆弾が灰皿になっている。「ボンビー」と呼ばれる,この爆弾。野球のボールぐらいの大きさだ。不発弾として,そこら中に眠っている。半径5メートル以内は,ほぼ即死,生きていても手足が飛んでいったりする。爆発すると,直径50m前後のクレーター状になる。 これも,門柱のように置いてある。 昨日UPした村の手前の集落だ。のんびりとした感じだ。 店に入ると,こんな笛を吹いてくれた。 子どもたち。平和そうに見えるが… よく見ると… 上もそうだが,商品棚の足には,薬莢が使われている。 上に乗って遊ぶ無邪気な子どもは,その昔の悲劇を知らない… 店の中には,様々な爆弾が… ジュースなどと並んで,ふつうに置かれている。 しかし,いろいろな型がある。 似たような型が集められているようだ。 お菓子やジュースなどと並んでいる光景は異様だ。この地には,米軍だけでなく,中には旧日本軍が落としていった爆弾もあるという。かの旧日本軍は,本当に広範囲に渡って活動していたのを実感する。 上空からの画像再び。クレーター状の穴ぼこが多く見える。そこら中に落ちているのがわかる。 クラスター爆弾が投下されると,薬莢が開き,何百発の小爆弾がそこら中に広がって落ちる。中には,パチンコ玉ぐらいの鉄球が入っているので威力は絶大だ。 横には山脈が迫る。道路は,多くが未舗装なのがわかるだろう。 しかし,どう見ても人が住んでないところにも落下している。それだけ,多くの爆弾が無差別に落とされたのだろう。 薬莢は,鉄くずとして売れるので,探しに行く人も多い。その辺は逞しい。しかし,その最中に不発弾でやられる人が多い。さらに,山中の畑に行った人が,不発弾で人知れず命を落とすこともある。 子どもたちが,野原でふつうに遊んでいて,不発弾を踏んでしまい亡くなることも多い。 シェンクワン県の中心になる町ポーンサワン。 その中心部から歩いて約40分。 こんな小さな湖がいくつかある。向こうを見ると,木の生えていない山肌に爆弾の跡が見える。 そう言えば,上空から見えたのは,ここか?まあ,湖は他にも点在しているかも知れないが。 不発弾は,何も北部だけではない。南部にも,ベトナム戦争時のホーチミン・ルート(陸上補給路)を破壊するために投下されている。 カンボジアの地雷だけでなく,それに匹敵する不発弾が,ここラオスにあり,今でも毎年多くの人々が亡くなったり負傷していることを多くの人々に知ってほしい! クラスター(集束)弾を全面禁止する条約(オスロ条約) → 47NEWS 「集束弾禁止締約国が初の会議 ラオスで、拡大目指し」(クリックでジャンプ) ↓ はげみになります。 本当によいと思われた方,クリックをお願いします!! ↓2つのブログランキングに参加しています。クリックするだけでOKです。よろしくです。ぜひぜひお願いします! 人気blogランキングへ にほんブログ村>アジア旅行と海外旅行にエントリーしています。 ※ 画面が完全に出るまでに戻ると,カウントされないことがあります。 クリックで,本サイトへ! 本サイト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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