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カテゴリ:The Closer(クローザー)
「敬老の日」に合わせたようなタイムリーなエピソードでした。(笑)
日本もアメリカも老齢化社会の問題は同じだなあ… ハリウッド大通りで、車椅子に乗った老人を殺したという老人が逮捕される。老人は911に連絡したが名前を明かさず、所轄警察は日曜なので、面倒はPHD(特捜班)に押しつけてくる。 ブレンダらも始めは老人の妄想ではないかと疑い、とりあえず話を聞くと老人は毒であと6人も殺したと言う。検死の結果、確かに遺体には他殺の疑いがあった。 老人が挙げた6名の名前から被害者も老人もサマービュー老人ホームの住人であることがわかり、ブレンダはそこで老人(バクスター)が、ホームで仲間が殺されたという妄想を抱いていたと聞かされる。6名はいずれも自然死で火葬されていた。 そのうちの遺灰からヒ素が検出され、ブレンダは身寄りも金もない老人たちがホームの都合で殺されていたのではないかと見て、責任者を取り調べるが… 一方、フリッツと新居の下見に行ったブレンダは、すっかり気に入ってすぐに購入の手続きを取ろうとする。 話としてはダークなのですが、妙に明るいですね。 元新聞記者だというバクスターはプロベンザに逮捕されたことがあるという。家庭も顧みず、仕事一筋で今でも気骨のある老人で、ブレンダ相手になかなか頭が切れる。 ホームから追い出されると行き場所がないのでプロベンザが宿を提供したり、ブレンダが事情聴取を取材するように勧めたりと、バクスター氏に対するリスペクトがありました。 そういう時の2人のあうんの呼吸が良いですね~ 老人ホームネタで、サンチェスが白人社会を批判したり、プロベンザをからかったり、秀逸は、「ご見学ですか?」と言われるブレンダとプロベンザに爆笑。 ポープはこの間から費用削減ばかりが頭にあるのか、何かとブレンダの邪魔をする。PHDはなんと、無給で日曜日も働くのですからすごい。 ただ、先週処分を受けたガブリエルは停職も解かれ、招集がかかっても出てこない。呼び出されても気まずく何となくぎくしゃくしている。でも、最後はいつもの師弟関係に戻れて良かった。 新しい検死官は若くて生意気な感じですね。 演じるJonathan Del ArcoはスタートレックやNip/Tuckで印象的なゲスト役でしたが、ここではサブレギュラーとして顔を見せてくれるようです。 身内の遺灰を犬用の骨壺に入れたり、コーヒーの空き缶に入れるなんて、酷すぎます。引っ越しでなくすのは、日本と違って仏壇がないからか? Round Fileにファイルする(ゴミ箱に捨てる)というのは、老人ホームのことでもあるのですね。 ホームの責任者は儲からない入居者を殺すことで、みんなが助かるのだと暴言を吐きますが、寿命が延びれば孤独な老後を迎える人も多くなるので、考えさせられました。 それは、ブレンダの(というか、フリッツの)家探しでもシンクロしていて、まるでブレンダのママのようなおばあちゃんが、一人暮らしが寂しいから自宅を売りに出すと嘘をついて、お客さんと話をしていたことを知り、ブレンダはおばちゃんをいたわります。 そして、自分の両親の事も思いだして、電話をかけてみる。今の家は狭いけれど、パパとママを呼んで親孝行しよう。 見習いたいですね。(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 8, 2008 11:07:09 PM
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