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カテゴリ:The Closer(クローザー)
『宿敵との対決』
旧敵再来。いよいよ、ブレンダの最後へのカウントダウンが始まったか。 彼女の執念がここまで凄いとは思いませんでした。見応えのあるエピソードでしたね。 バレンタインデーの翌朝に、モーテルで女性の変死体が発見された。 被害者は病院の看護師グウィネス・アドラーで、所持品のレシートから昨夜ナイトクラブ「ステラ」で酒を1杯飲み、その後、モーテルを予約していたジョージ・ハリスという男と出会いこの部屋に来たと思われる。 ハリスはタクシー運転手で、1年前にレイプで逮捕されていた。 ハリスは昨夜10時にチェックインして、鍵を2つ要求して免許証を預けたままということ事にブレンダはこだわる。 ブレンダはレイプ事件を起こしては共犯者に罪をなすりつけるストロー弁護士の事が頭から離れない。 検死では顔面に打撲があるものの、死因ではないという。おそらく薬物の過剰摂取だとおもわれるが、犯人は意識を失わせてレイプしたのか。 被害者からはデート・ドラッグのロヒブノールが検出されたが、誰がいつ飲ませたか証拠がない。 前回の被害者ナタリー・ギルバートは意識を失っていたが、2人目に襲われているときに気がつき、犯人の顔を見たという。DNA検査でも2名分の男性のものが検出された。 ナタリーがハリスが犯人だと証言できるはずだったが、ナタリーは起訴前に突然姿を消してその後起訴は取り下げとなってしまったという。 ハリスを担当をしたのは性犯罪が専門のストロー弁護士で、ストローならハリスの居場所を知っているはずだとブレンダはいう。 実はブレンダはポープには秘密でストローの車にGPSを取り付けており、ストローの車を追うとそこにハリスのタクシーもあった。 2人は食事中で、突然の警察の出現にハリスは逃亡しようとする。ハリスはすぐに逮捕されるが、ストローはDNAを取られまいと、食事中の食器など、さっと処分してしまう。 重大犯罪課は「ステラ」のドアマンのトミーとバーテンダーのチャーリーから聞き込みを行う。 グウィネスは昨夜かなり酔っており、ハリスのタクシーに乗り込んだという。ハリス本人は店に入店しておらず、外で客待ちをしていたという。 すでにストローが先回りして、2人に情報を聞いていたというのでブレンダは驚く。 ポープはストローに固執するブレンダに激怒する。 先日、ゴールドマン弁護士との和解で、ジョンソン規則と引き替えにストロー弁護士へのハラスメント行為の訴えを取り下げてもらったばかりだ。 そのゴールドマン弁護士は警察側の情報リークが誰かを話す前に姿を消したという。 勝つことにこだわるボールドウィン検事はストローを共犯として起訴することに難色を示しており、ハリスを単独レイプ犯として起訴するつもりだという。 ブレンダはあくまでストローを殺人容疑で起訴したいと言い張る。 そのためにはナタリーを捜して証言してもらう必要があるが、とりあえず公判までにナタリーを捜すという。 ポープはストローを容疑者として扱うなと念を押す。 ナタリーは前回そううつ病と診断されて、精神病院での監視下で姿を消した。 フリッツがLAPDに代わってナタリーを捜してくるので、ブレンダは裁判中に合図をしてほしいと頼む。 ハリスの裁判が始まるが、ストローはやはりDNAが検出されていないことや、デートドラッグをいつ飲んだかが証明されておらず、死因も特定されていない。 想像上の共犯者がいるという説も意味が無いという。 戻ってきたフリッツが「OK」のサインを証言席のブレンダに送ると、ブレンダは共犯者はストローだと名指しし、法廷は混乱する。 判事は審理無効で1ヶ月後に再審理にすると言い渡す。 ハリスは検察側の提案で2500ドルと決められ、ブレンダは代わりにナタリーを24時間の監視から解いて欲しいと要求する。 ハリスはすぐに保釈され、警察を出たその瞬間に、ナタリーのレイプ容疑で再逮捕される。 ボールドウィン検事はブレンダの作戦に腹を立て、自分がナタリーから話を聞くと言い、ブレンダはガブリエルにストローの写真をナタリーに見せて欲しいと頼む。 一方、ブレンダはストローが来るまでにハリスにナタリーの件について聞く。共犯者がいてその責任を負うつもりなのか、という質問にハリスは何も答えない。 ナタリーは事件のショックが大きく、何も覚えていないという。ただ、現場には2人いたことは覚えているという。 事件の時にそううつ病の薬を飲んでいたと聞いたタオは、薬の種類を聞き出す。 ナタリーは事件から仕事を失い、そのために薬も買えなくなってしまい人生を狂わされたと泣き崩れる。 ボールドウィン検事はハリスを有罪にするために、ナタリーに証言して欲しいと説得し、DNAが一致すればそれで良いという。 検事はガブリエルがストローの写真を見せようとするのを遮る。 遅れて警察に現れたストローは車に付けられたGPSを見つけ、ブレンダのやり方を非難する。 タオはナタリーが飲んでいたクロノピンはロヒプノールの効き目を薄める効果があり、それでナタリーが思ったよりも早く目覚めたのだろうという。 それでグウィネスの時には薬の量を多くしたのではないか。 レイダーによると、ボールドウィン検事はハリスをレイプで有罪にして、司法取引を持ちかけ共犯者の名前を言わせるつもりだという。 ナタリーはまだ何も思い出していなかったが、行き先がないし危険だということでブレンダは自宅に預かることにする。 フリッツはブレンダにストローに固執すると、ハリスの件まで立件できなくなるぞというが、ナタリーはバーが「ステラ」だったと思い出す。 重大犯罪課はストローを「ステラ」に呼び出して、そこにナタリーを連れて行く。 ブレンダたちは店に入ったナタリーがストローを見て反応するかどうか注目していたが、意外にもナタリーはバーテンダーのチャーリーを見て「彼が犯人よ」と叫ぶ。 チャーリーとハリスは結託して一人で来店した女性をカモにしていたのだった。 ストローは殺人事件として検事と相談すると言って店を出て行く。ブレンダはまたいつか会う事になるとストローに耳打ちする。 本部に戻ったブレンダに、レイダーからボールドウィン検事は今回のブレンダの行動に憤懣を持っていて、捜査の初期段階から検事局が入って協調して捜査を行うよう要望があったという。 ポープはストローに関する捜査は終了し、今後監視や干渉することはポープの許可なしには行ってはならないと告げる。 レイダーはブレンダに「私なら忠告をもっと深刻に受け取る」と言う。 みんながブレンダを心配していますね。 犯罪者は捕まえるという信念の強さは判るとして、方法として一線を超えてしまったところがあり、これはもうブレンダの立場をも危うくしかねない。 すでに何度も指摘されてきたように、元邪魔者、ライバルだったレイダーでさえ、ブレンダの高潔さを理解しているけれど、ポープの言葉に耳を傾けなさいと言っている。 さて、それがブレンダからレイダーへバトンタッチするきっかけとなるということなのかな。 もっとも、ブレンダが憑かれたようにストローを追いかけていたというのは、ごく最近の話ですが。 ゴールドマン弁護士は誰から情報を得ていたのか、例のネズミはまだ判らないのですね。 これは最後まで持ち越されるのかも知れませんね。 今回のストロー弁護士はたまたま助かったということなのかな。 彼が影で何をしているのか判りませんが、さすがにブレンダから追い回されてしっぽを出さないというのはそれなりに理由があるのかも知れません。 結果的にブレンダは手の内を見せたことになり、ストローは今後さらに巧妙になってくるでしょう。 このまま、被害者が出るとしたら許せませんが。 勝たなければならないという女性検事は嫌な感じでしたが、でも裁判で勝たなければ税金も陪審員も労力も浪費することになり、作戦としての審理無効はやってはいけないことなのだなと思いました。 重大犯罪課が嫌な検事に大きな顔をされないためにも、レイダーが跡を継ぐというのは納得できるかも知れません。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 18, 2013 04:47:21 PM
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