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CSI :Miami Files Annex

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May 9, 2013
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カテゴリ:Dr.HOUSE S3-8
「幸せとは何か」というテーマで統一されて、チェイスとフォアマンのおばかな張り合いもありましたし、以前からの「ハウスらしさ」があって見やすかったです。
高額当選した患者には感情移入しました。



4200万ドルの宝くじに当選した冷蔵庫修理職人のサイラス・ハリーが部分麻痺を起こして診断を受けることになった。
事前の検査で脳には異常は見つからなかったという。
仕事柄有害な物質に晒されている可能性があり、また思いがけない大金を得たことで生活が変化し動脈硬化をおこしたのではないかと考え、チームは二手に分かれて調査を始める。
カディの母親アーリーンが、カディが同居を勧めたところ喧嘩となり、医療ミスで病院を訴えると脅してきた。
アーリーンはハウスが重金属中毒の原因となっていた股関節人工関節を取り外したために、歩行が難しくなりベッドに上がれないという。
カディは和解交渉の場にハウスも同席し、大人しくしているように求める。ハウスはいまさらそんな場には出るつもりはないと断る。
患者はドラッグをすることもなく、金を手に入れても生活は変わっていないという。食事は缶詰が中心だった。
金を手にした今は、念願だった23年前に出会った運命の女性ジェニファーを捜しているという。傍らには従兄弟のフィルが付き添っていた。
チェイスとフォアマンはお互いの性質を変える事ができるかどうか、フォアマンは怒らない、チェイスは女性とは寝ないという事で賭を始める。
患者の職場で揮発性の薬剤が見つかったことと、缶詰ばかり食べているので重金属中毒を起こした可能性を考え、チームはキレート治療を主張する。
しかし、ハウスはどちらの理由かをはっきりさせるため、あえて強制利尿治療をしてだめなら透析をしろと指示する。
ところが交渉に協力しないハウスに嫌がらせをするためか、カディがサイラスの治療を一切させないと言ってくる。
ハウスは反発して、それなら何もせずに患者を退院させるという。
そこに患者がずっと探していたジェニファーが現れる。
新聞記事を見てサイラスのことを知り、挨拶に来たという。喜んだ患者だが、急に嘔吐し、再び部分発作が起きる。
脳疾患ではあるが、原因は毒でも重金属でもない。
カディは患者の容態が悪くなったため、ハウスに治療を続けるように言い、その代わり交渉の場に出て欲しいと取引を持ちかける。
ハウスはそれでも協力しないというので、カディはゲームを降りると諦める。
患者は脳炎かも知れないのでハウスは脳波を調べて点滴治療を行うようにいう。
その結果、代謝異常の兆候が見られ、スキャンすると膵臓に腫瘍のようなものが見つかる。
ウィルソンは腫瘍随伴症候群でこれまでの症状が説明できるというので、ハウスはCTガイド下生検をオーダーする。
ウィルソンはカディがあっさりと引いた事について、逆の逆を狙ってカディはハウスに今回の母娘問題から遠ざけるつもりだったのではないかという。
その頃交渉の場では、アーリーンは3万ドルという条件を出し、カディは裁判になると自分もハウスも医師免許を失うかも知れないと反論していた。
ハウスはその場に乗り込むと、命を助けてやったのに不満なら取り出した人工関節を今ここで入れようかと言う。
アーリーンは反発して、裁判に打って出ると言い出ていく。カディはハウスの行動に立腹する。ウィルソンは、ハウスが別れた事でカディに恨みがあるのではないかという。
ハウスは幸せになろうとした自分がバカだった、不幸でいる方が幸せだと減らず口をたたく。
ウィルソンはカディと2人、足並みを揃えてアーリーンに立ち向かうべきだとアドバイスする。
MRI検査でタウブとチェイスは患者の膵臓、腎臓、大腸に異なった種類の3つのガンがあるのを見つける。
ハウスは3つのガンの共通点を探るため、血管内皮細胞増殖因子を投与し、あえてガンを転移させるという。
基礎的な遺伝疾患を知るため検査の同意を求められた患者は、それまでずっと付き添っていたジェニファーに結婚を申し込む。
ジェニファーはまだ治るかも知れないので、今は返事できないと断ってしまう。
それを見ていたNo.13はジェニファーが金目当てで名乗り出たと確信する。
実際、ジェニファーはスイスの口座の金を使い込んでいる事を患者は知っているというが、当選してジェニファーを捜すことが人生の夢で、願いが叶って幸せになった人をNo.13は妬んでいるのだろうと答える。
ウィルソンはあえて仲介役を買って出て、カディとハウスと共にアーリーンの家を訪問し、3万ドルの小切手とシンプルな謝罪の言葉を提示させる。
しかし、アーリーンは遺言を書き換えて、全額を妹のジュリアに相続させるための金が足りないと言い出す。
カッとなったカディが遺産なんか少しも期待していないと言い出すと、案の定アーリーンは裁判所で会いましょうとドアを閉めてしまう。
超音波で検査すると、患者には新しいガンが増えることなく、逆にこれまでのガンが小さくなっている事が判る。
患者は抑制因子をもっており、そもそもガンではなかったかも知れない。
ハウスはそれでも化学療法と消化管生検をオーダーする。
ウィルソンはハウスが憎しみが先に立つカディとの関係にしがみついているのではないかという。何もないよりは少しでも関係がある方がましだからだ。
患者は感謝を込めて従兄弟に1000万ドルの小切手を渡す。それをみていたジェニファーが涙を流すと、No.13はカラーコンタクトだと気付く。
その女はジェニファーの名を騙った詐欺師で、患者は従兄弟と偽物を部屋から追い出してしまう。人生は最悪だと悟った瞬間に、患者の容態が悪くなり多臓器不全を起こしてしまう。
その時、病院内に火災報知器が鳴り、外に出るとアーリーンがいて2人を訴えるという。
母親の傍若無人な振る舞いにカディは腹を立てるが、ハウスは何をしても自分たちはヨリを戻さないと答える。
アーリーンは娘がハウスと別れたと知り、同居を拒みあえてハウスとカディを訴えると騒いで見せた。実際には訴える様子はなく、2人の共通の敵となって互いの距離を近づけようと考えたのだった。
ハウスは「共通の敵」が脳だったと気付く。
患者にはテレトーマ(奇形腫)があり、普段は害はないが、腫瘍の中の原始細胞が脳細胞に成長して血流に乗って全身に回り、身体は異物として抗体を作った。
やがて本来の脳細胞は抗体により攻撃されて症状が出た。その後、臓器全体を破壊するくらい成長した腫瘍は自らの重さで崩壊しているという。
奇形種と残った腫瘍を摘出すれば治る可能性はある。
しかし、生き残っても詐欺に騙された自分は不幸だ、という患者の元に、本物のジェニファーが訪れる。
No.13はまた騙されるかも知れないが、患者には常に希望があるから不幸ではないと言う。
ハウスはNo.13が自らの病気や家族の死などから、惨めに感じなくて良いように、自分が不運な人生を送るという運命論を心の支えにしているのだろうという。
No.13は、ハウスのこれまでの不運の数々を挙げて、人は変わることなく、宝くじなどバカげていると答える。




ドラマですから、母親がそこまで娘に残酷にできるのには理由があると思いました。(笑)
変わり者で頑固、お似合いの大馬鹿者のハウスとカディに幸せになって欲しかったのでしょうね。
仮想敵国を作って、国内を引き締めるみたいなものです。
これまでの経緯があるので、カディは母の真意をくみ取ることはできなかった。自分も母親の立場なのにね。
生真面目に親子とハウスの間に入るウィルソンが良かったです。
ハウスはヴァイコディンを飲み放題で、カディに反発してみたりと、後戻りして相変わらずで、怒りっぽいフォアマンや性の亡者となったチェイスのように、これまでの習性は変えられないという終わり方でしたが、でもハウスの心の中には何らかの変化があったのではずです。
それはファイナルシーズンに持ち越されるということかな。
ハウスはこの患者のように最後の望みを託したいのかも。
最近面白みを増したフォアマンが良い味を出していましたね。
血圧計でハウスがみんなのアイディアを否定するたびに、徐々に上がっていく様子がコメディのようで良かった。
チェイスははっきり言って、芯をなくしたということですね。(笑)
患者が真面目に働いて、ついに幸運をゲットした姿というのは妬むよりも、癒される気がしました。
そう言う人があっても良いと思います。
奇形種というと、ピノコで有名ですね。
4万人に1人の確率で出現ということなので、珍しいことではなさそうです。






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Last updated  May 14, 2013 05:59:34 PM
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