クリスマスエピソードの後に、ディークスのいない意味不明なエピソードでちょっとがっかり。
これは、NCISが捜査するケースじゃないような気がするけど…
ところでFOXさん途中のCMがなかったのはなぜ?
森林公園で山火事があり、現場で1人が焼死した。
火元は強力な燃焼力を持つ、軍用次世代ナパーム弾だということで、ATFと連携しNCISが捜査に加わることになった。
ペンドルトンの武器貯蓄基地には、ナパーム弾の燃料が保管されているが、盗まれたかどうか確認中だという。
カレンは被害者のバイクの登録番号を現場で発見し、死亡したのはザック・フラーとわかる。
ザックは身寄りがなく、デジタルの記録がほとんど見当たらない。
2015年に海軍の新兵訓練を受けていたが、2ヶ月で名誉除隊をしていた。
仕事は顧客の水槽を清掃することで、部屋のクローゼットからは、大量のナパームを製造する原料の薬品が見つかった。
大家によると、ザックはソーラーパネルを自力で設置したという。
メール、携帯電話などを使わないザックは、行きつけのカフェで仕事を直接受けていた。
カフェで聞き込みをすると、ザックは常連で高校生のアマンダとのみ、しゃべっていたことがわかる。
アマンダはあまりザックには関心がなかったと言い、ザックはシャイでハイテクを嫌っていたという。
ソーラーパネルの会社を経営するギャビンとカーソンは、NCISにザックにソーラーパネルの部品を届けたことがあると認める。
カーソンはザックの部屋にアラビア語のような本があったと証言するが、実際にはヒンドゥー語の本で、魚の図鑑だった。
ザックには特に思想的な特徴は見られず、発泡スチロールのカップを大量に購入していた。
これは、ナパームの材料になりうるという。
カフェの防犯カメラによると、アマンダとザックは毎日会ってしゃべりこんでおり、アマンダが嘘をついていることがわかった。
PCを持ち込んでいたアマンダは、匿名サイトに書き込まれた自分宛てのいじめについて、ザックに相談していたのだった。
アマンダの自宅を訪ねると、母親は娘が高校でひどいいじめで思い悩んでいることを知らなかった。
アマンダはいじめのことをなかなか話そうとしなかったが、カレンとサムに、ザックに話してザックが自分のことのように憤慨していたようだと認める。
ケンジーとヒドコは、ザックのゴミ箱の中から薬品のレシートを見つける。
それらを購入した日時に、ザックはもう一人の男と荷物を運んでいたのが防犯カメラで確認された。
NCISはアマンダの高校に連絡し、匿名サイトの掲示板を閉鎖するよう手を打つ。
アマンダを力づけて、カレンとサムが家を出たところで、近所から大音響と共に火柱が上がる。
消防署は、地下にメタンが充満しており、ガスが漏れている恐れがあるという。
アマンダは、先週末にザックが庭を掘っていたと打ち明ける。
ザックはこれによって、高校を休みにしてやると言ったようだ。
実は、アマンダの家のある住宅地は、1920年代の油井の跡地で、地下深くの天然ガス田ともつながっているという。
アマンダに共感したザックは枯れてしまった浅い油井の空間に、天然ガスを注入して高校に充満させ休校させるのを狙っていたという。
しかし、アマンダは高校を爆発させるつもりではなったと訴える。
ザックは誤ってガス管を傷つけてしまい、別の場所を掘ろうとしていたらしい。
そこに製造したナパームの燃料を流し込めば、6キロ四方が吹き飛ばされてしまう。
ザックと一緒に写っていた男の正体が判明しない中、2人が荷物を運び込もうとしていたのは、ギャビンとカーソンの会社のトラックだった。
共犯者はカーソンではないか。
NCISは、行方がわからないギャビンとカーソン親子を捜索する。
どうやら、親子はナパームを地下に充満させておもちゃのロケットを発射し火をつけるつもりのようだ。
過去の記録をみると、ギャビンは過激な環境活動家で逮捕歴があった。
カーソンも父親の影響を受けたようで、2人は闇サイトにアクセスして化石燃料の使用に反対し、地球温暖化の阻止を訴えていた。
そのためには、過激な手段もいとわないようで、今日の日没にベイサイド地区で何か事を起こすと書き込んでいた。
モーズリーはチームを伴い、ベイサイド地区でギャビンとカーソンのトラックを捜索する。
その頃、アマンダが姿を消したことがわかる。
モーズリーが古い油井の地図を探し出し、ネルがドローンを飛ばして住宅地を捜索する。
一軒の家のガレージに3人の人影があり、トラックが止まっていた。
NCISが急行してガレージに突入すると、ギャビンとカーソンが床に開けた穴にロケットを撃ち込むところだった。
アマンダはNCISに情報を漏らしたため、親子に捕まって縛られていた。
カレンとサムがロケットを発射しないように説得するが、ギャビンは勝手な自説を述べて地域一帯を焼け野原にするつもりだという。
住人が減ればエネルギー問題も改善し、自然エネルギーでまかなうことができる。
モーズリーはカレンたちに時間稼ぎをさせると、ガレージの天窓から近くに止まっていた生コン車のコンクリートを流し込ませる。
コンクリートのせいでロケットは発射できなかった。
親子はカレンらに制圧され、アマンダも無事開放された。
ディークスはモーズリーの命令でLAPDの射撃訓練を受ける。
フードトラックを司令車にして全員出動、モーズリーが直接指揮を執るというスタイルは、これまでになかったものですよね。
というか、モーズリーはヘティというよりグレンジャーのような立ち位置なのですね。
今シーズンなぜディークスを現場から外したがるのかよくわかりませんが、単にモーズリーのいじわるでもないような気がします。
ディークス中心のストーリーの撮影でもしているのかしら。
ケンジーとディークスの潜入捜査がなくなるのは非常に残念で、そこまでしてあえて2人を離しておく理由があるのかどうか、さて。
アマンダのいじめの問題は、時事ネタだったのかな。
サムと娘の会話のきっかけになるという落ちは良かったけれど、やっぱり違和感のあるエピソードでした。
過激な環境活動家の親子ですが、ナパームで大規模な火災を起こしたら、それでまた大量の二酸化炭素が出るのになあ。