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カテゴリ:FBI:特別捜査班
今回はSVUのようなエピソードだなあと思いました。
ゲストのせいもあるのですが、こちらでは警視正に出世していましたね。(笑) 覆面をした犯人グループが銀行強盗を試み、たまたま居合わせたNYPDの刑事が反撃したため、何も取らずに逃走した。 しかし、刑事は犯人に撃たれて死亡する。 重大犯罪捜査班のタルマージ警視正は身内を殺されて、FBIには逐次情報を知らせてほしいと要望する。 犯人は無言で窓口係にメモを渡したが、そこには窓口係の子供を知っていて命を狙うというような脅しが書かれていた。 この地域では、昨年から同じような手口の強盗が数件あり、犯人グループの身元もわかっていた。 目撃者によると、死亡した刑事が犯人の一人を撃った時、女性のような声を出したという。 現場で血液を採取したが、データベースには一致するものがない。 犯人の撃った銃弾は、2014年の強盗事件で使われた凶器と一致した。 犯人のマシュー・トーランは3年の刑期を終え、3週間前に出所している。 姉の家にいたトーランは、銀行強盗とは無関係だと主張する。 銃は過去に強盗事件で組んだパトリック・クロスの銃だという。 今度は2人組のコンビニ強盗が発生し、やはりメモを渡して金や携帯電話など、金目の物を奪っていった。 男女の犯人で、男は「パット」と呼ばれていたという。 パトリック・クロスは子供の時に、父親が自分以外の家族を殺害するという出来事があり、里親を転々とした後、トーランの家庭で暮らした。 マシューとクロスは15年間強盗をはたらいたが、マシューが逮捕されてからは連絡は取っていないという。 クロスが盗んだ携帯が使われ、ロウワー・イーストサイドを移動中と判明する。 FBIがクロスの乗った車を追い詰めるが、クロスは銃撃しながら、人質を取って近くのレストランに立てこもった。 クロスは共犯者と見られる女性を連れており、店内の防犯カメラで人質は7名、窓際に立たされていることがわかる。 犯人の2人の顔も確認された。 SWATは容疑者2人を狙撃する準備をするが、女性の身元が18歳の行方不明者であることがわかり、モージャーは狙撃を中止する。 女性は8ヶ月前帰宅途中に行方不明になったジュリア・パーカーで、誘拐か家出かはっきりしていない。 警察側は今すぐに犯人を狙撃するべきだと主張するが、モージャーはジュリアが共犯者なのか、被害者なのか判明するまでは認めないという。 それでもジュリアは店内で人質に銃を向けており、逃げようと思えば逃げられる瞬間があった。 ジュリアの父親が到着し、娘は誘拐されたと主張する。 ヴァレンタインはジュリアがSNSでクロスと連絡を取り合っていたことを指摘するが、父親は娘を犯罪者として扱うのかと強く反発する。 ジダンがクロスに接触し、要望を聞く。 その時、店内で銃声が起こり、ジュリアが人質の一人を撃ったことがわかった。 ますます、警察側は早く狙撃しろと圧力をかけてくる。 ベルは毅然と警視正を制する。 銀行強盗をした時の女性は、映像を見るとジュリアよりも背が低いようだ。 また、ジュリアは撃たれた傷が見られず、2人は別人と思われる。 血液サンプルから、銀行強盗をしたのは10ヶ月前に誘拐された15歳のキャサリン・ジェームズとわかる。 女性2人の映像を分析したところ、手首には擦過傷があり、綿のブレスレットをしていた。 やはり日常的に監禁され、クロスに支配されて犯行に従っているのではないか。 キャサリンが今もどこかで監禁されている可能性があり、傷のせいで死亡することも考えて、FBIはクロスに取引を持ちかけようと考える。 しかし、交渉役を誰にするのか。 FBIはクロスの実父ジョセフを交渉役に選び、呼びかけを行う。 しかし、クロスはキャサリンの名を聞いて交渉を断つ。 撃たれた人質を含め、命の危険が迫っている。 クリステンは銀行強盗の現場からキャサリンをどこに連れて行ったのか、SNSの画像などに写り込んだ2人の場所などから、ある程度絞り込めるという。 ジョセフはその地域にかつて住んでいたアパートがあると話す。 FBIが無人のアパートに踏み込むと、鎖で繋がれたキャサリンがいた。 ジュリアは逃げたらキャサリンを殺すと言われ、しかたなくクロスに従っているという。 ジュリアとキャサリンは監禁されている状況で、お互いに姉妹のように繋がりを深めていた。 FBIは負傷した人質の手当をするために、救命士を送ると要求を通し、ベルがレストランの中に入る。 クロスは用心してベルがジュリアに近づかないように脅すが、ベルは隙きを見てジュリアにキャサリンとお揃いのブレスレットを見せる。 「彼女は生きている」とささやくと、クロスが勘付きベルに銃を向けた。 ベルは銃を奪ってクロスともみあうが、その時にジュリアがクロスを撃ち殺した。 人質は解放され、キャサリンもジュリアも家族と再会した。 検査の結果、2人ともクロスから暴行を受けていなかったことがわかる。 クロスは本当に家族が欲しかったのか。 家族の絆がテーマだったのでしょうが、人質の命の危険が迫る中でクロスの父親を引っ張り出すのはどうなんだろう。 母や姉妹を殺した父親には恨みがあっただろうし、耳を貸すのかなというところですが、まあ、隠れ場所を聞き出すためだったのですね。 私はトーランの姉を使うのかと思いました。 ちなみに、ロウアー・イーストサイドというのも意味があるのかな。 かつては移民や労働者階級が多数住んでいた場所で、人々は苦労してアメリカでの生活を営んでいたそう。 ベルの命がけの潜入はいつものことですが、手袋をしていて「高熱がある」というのはややツッコミどころか。 ジュリアにキャサリンが無事だということを告げて、ジュリアの信頼を得る自信はあったのでしょうね。 でもその後、どうするつもりだったのかな。 キャサリンを味方につけて、クロスを制圧、人質を解放するにはよほどの作戦がないと。 それよりも、クロスを窓際に近づけて狙撃させる方法もあったと思うのですが、ベルの作戦はかなり危険だったと思いました。 それだけでなく地元警察の警視正を前に、私の同意なしに動いたら、バッジを奪うわよって、これにはジダンもびっくりです。 結局、またまたクリステンのスーパープレイに救われました。 父一人娘一人だったジュリアの家庭では「娘のことなら何でも理解している!」と言い切ったお父さんに、ジュヴァルは「うっ」となった。 元妻から、息子の誕生日パーティに来てほしいと言われ、それが今交際中の彼氏の家だというのが気に入らない。 別れたことにまだ納得がいかないのか、そもそも息子に対してあまり愛情がないのか。 クロスは家族を欲しがっていた。 これもまた鬼滅の塁みたいな設定で、最後はせめて本当の家族であるジョセフに「かわいそうなことをした」くらい言わせたかったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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今回のNYPD(&当初のFBI)の発想は、警官が殺された以上、犯人全員を「即射殺」……という銃社会アメリカの病理の象徴ですねぇ。
>結局、またまたクリステンのスーパープレイに救われました。 FBIの側も、分析官がクリステンでなく、現場指揮がベルでなく、ボスがモージャーでなければ、2人射殺で終わっていたような感じです。 >地元警察の警視正を前に、私の同意なしに動いたら、バッジを奪うわよ ……というベルの、加えて「いいえ、全員 救う!」という言葉が……まさに、救いでした。 >ジュリアにキャサリンが無事だということを告げて、ジュリアの信頼を得る…… >でもその後、どうするつもりだったのかな。 スーパー主人公なら、ベルがクロスの銃を蹴り飛ばして格闘~その瞬間にジダンらが一気に突入~クロスを生きたまま確保……でしょうね。 ただ、「さすがに」銃社会のドラマですから……恨み骨髄のジュリアが撃ちまくって、クロスを殺すことで、アメリカンな視聴者を納得させる……ために、ベルは「訓練されたFBI捜査官とは思えない下手な揉みあい」で、銃を奪えない危機的状況に陥り、ジュリアが撃つというシナリオにしたんだと思います。 PS. 救命士の手袋は、体温を感じ取れるスグレモノでしょうね。 >ゲストのせいもあるのですが、こちらでは警視正に出世していましたね。(笑) Captain Reeceが最後に登場してから4年後ぐらいの放映で、一階級昇進のDeputy Inspectorですから自然ですね。Deputy Chiefじゃないので字幕通り「警視」でいいのでは。 >家族の絆がテーマだったのでしょうが、…… >父一人娘一人だったジュリアの家庭では「娘のことなら何でも理解している!」 >と言い切ったお父さんに、ジュヴァルは「うっ」となった。 どの作品でも……警官・捜査官など超長時間労働の親は辛いですねぇ。 >元妻から、息子の誕生日パーティに来てほしいと言われ、 >それが今交際中の彼氏の家だというのが気に入らない。 ニューオリンズのハンナ・コーリーが……娘が夫の恋人と二人だけで時間を過ごしたことをとても嫌がった……エピソードと何となく似ているような。 事件解決後、ジュリアの父親が「何を言えばいい……」とためらっていると、ジュヴァルが「そばにいることが大切」……と、自身の問題の解決にもつながる一言を。 (April 9, 2021 02:38:08 AM)
地元警察とFBIが現場で揉めるのは定石、交通整理などを地元警察が担当して、ブツブツ文句言う感じ。
FBIはプロトコルを重視して、現場の意見を聞かないパターンが多いように思います。 「ダイハード」なら一介の警官がヒーローぶって飛び込む。(笑) せっかくトップクラスのプロファイラーがいるのだから、クロスを説得するのに知恵を絞っても良かったと思いますが、結果的にベルがヒーローになりました。 >タルマージ警視 うっかり、早とちりでした。 ベルに偉そうに言われてちょっと気の毒でした。 死亡した刑事の同僚らがもっと騒いでも良かったかも。 ジュリアのお父さんに特に落ち度があったようにも思えないし、娘のことを愛している、娘のためならどんなことでもと、はっきり言えることは嘘ではないと思う。 曲がりなりにも犯罪に加担したことで、お父さんはショックだったかも知れないですが、今まで以上にしっかり娘と向き合って欲しいです。 ジュヴァルはViceにいたくらいですから、家庭生活には支障があったかもしれませんね。 (April 9, 2021 02:15:06 PM)
私は見ていてクリミナルマインドみたいだなぁと思いました。
ホッチとJJなら地元警察と嘘でも手を組む姿勢を見せるけどベルは脅しましたね(笑) ベルにそれだけの権限があることに驚きです。はったりか? 今回もベルがカッコいいところを持って行きましたが、私は毎回クリステンの活躍を楽しみにしています。 ガルシアもびっくりの分析力+プロファイルも出来て素敵。 潜入捜査まで出来るし。 母親と姉妹を殺され里親を転々としたトーランは子供の時に人間性そのものを破壊されてしまった感じでしょうか。 「家族」として暮らしたくて誘拐したのに強盗させちゃうのが何とも。 お金がないなら若い可愛い女の子二人高くは売れたはずなのに、それは全く考えずに家族として暮らしていくために一緒に強盗をさせる。 愛を求めてるのに暴力や犯罪でしか表せない。 本当に愚かで悲しい。 ジュリアに殺されたのがせめてもの救い???なのかどうかは分かりませんが、加害者の家族(特に子供)を守り教育する機関を里親制度とは別に作った方がいいのにと思います。あるのかな。 刑務所で使う?お金欲しさに協力してた父親は許せませんが、かつて住んでいた家を教えたから仕方なく良しとします(笑) ジュリアとキャサリンは未成年だし誘拐の被害者だし、犯罪者として扱われることはないですよね。 描かれなかったけど、ジュリアの撃ってしまった人質が後遺症無く元気になってると思うことにします。 ジュヴァルは子供のお誕生日に行く行かないで悩んでいましたが、お父さんが二人になってどちらとも上手く付き合わなきゃならない子供の気持ちになって行動してねと思いました。 鬼滅の塁、美しく切ない少年でした。 物凄く怖いけど(笑) 鬼滅は鬼も可哀想ですね… (April 9, 2021 05:11:32 PM)
トーラン…じゃなくでした。
(April 9, 2021 05:13:25 PM)
銀行強盗だとFBIの管轄とか言っていましたけど、今週の「ブルー・ブラッド」では銀行強盗をNYPDが対応していて、なにか違いがあるんですかね。
タルマージ警視にジダンは「Sir」と呼びかけているのに、ベルは敬語はなし。 まあ、ジダンは軍隊出身だからかも知れませんけど、えらく対応が違うなと思いました。 モージャーはBAUの所属なので、それこそ「クリミナル・マインド」のようなプロファイリングや、犯人へのアプローチをしても良いですよね。 クロスは子供の頃に負った心の傷が、ちゃんとケアされずに大人になってしまったのでしょうか。 不幸な生い立ちで犯罪の道に踏み込んでしまったとしても、家族を求めていたのは悲しいです。 ドラマを見ていると児童福祉の機関が権限を持っているようですが、施設ではなく、里親に養育を任せるのにはそれなりの理由があるのかな。 決して良いイメージではない里親制度ですが、里親を引き受ける人が多いというのも、アメリカならではでしょうね。 ジュリアとキャサリンも怖い思いをして、PTSDを引き起こすかもしれないし、きちんとケアしていってほしいです。 こちらは、親がいるので大丈夫でしょうけど。 (April 9, 2021 08:14:49 PM) |