カテゴリ:国際経済
クロニクル ワールドコム粉飾決算発覚 2002(平成14)年7月21日 この日。全米第2位の通信会社ワールドコムが、粉飾決算が発覚して、破産しました。負債総額は410億ドルと全米史上最大級の破産でした。 粉飾決算に伴う破産は、前年12月のエネルギー大手エンロンに続いて2例目でした。そして手口は同じような粉飾でした。利益を過大に見せて株価を吊り上げ、高株価を利用して株式交換で買収を行ない、規模の利益を追求する。そのためには粉飾も辞さないという手口は、どこかの誰かさんにも共通していた気がしますが、この手口の発覚が株式市場と経済界に与えた衝撃は大きく、監査方式の見直しも進められていくことになりました。 日本でもそうでしたが、この時期は米国でもITバブルが弾けた後だったために、経済不振で大きく傷ついた企業業績を覆い隠すために粉飾という禁じ手に、手を染めたということなのでしょうか。企業の社会的責任を自覚しない、或いは自覚できない経営者を見抜くというのは、実は大変ですね。そんなことを考えさせられた事件でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.07.21 01:19:11
コメント(0) | コメントを書く
[国際経済] カテゴリの最新記事
|
|