カテゴリ:国際政治
クロニクル ソ連邦消滅
1991(平成3)年12月26日 この日、ソ連最高会議はソヴィエト連邦の消滅を宣言、ソヴィエト社会主義共和国連邦は、地上からその姿を消しました。 この年8月19日、ソ連共産党保守派がクーデタを起こし(クロニクルに既述)、ゴルバチョフ書記長兼大統領を軟禁しましたが、ロシア共和国大統領のエリツィンらが反対、クーデタは僅か4日で失敗に終りました。 この事件によって、共産党の権威は完全に失墜、エリツィンはロシア共和国内における共産党の活動を全面的に禁止し、ゴルバチョフも8月24日にソ連共産党中央委員会に自主解散を要求、党資産の全面接収に踏みきりました。こうして共産党は事実上消滅するにいたりました。 その後、既に独立を宣言していたバルト3国に続いて、ウクライナやベラルーシなどが、続々とソ連邦からの独立を宣言、12月21日には、バルト3国とグルジアを除く11共和国の首脳がCIS(独立国家共同体)の結成を宣言、ソ連邦存続の道が絶たれたのでした。ここにいたって、ゴルバチョフソ連邦大統領は辞任を決断(25日)、この日のソ連邦消滅宣言に到りました。 社会主義が一世を風靡した1つの時代が、ここに終了をみたのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.12.26 16:30:41
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