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テーマ:文楽(11)
カテゴリ:板に付く
2021/09/08/水曜日/曇時々小雨
寿式三番叟 双蝶々曲輪日記 第一部公演を見る。久しぶりの国立、 お手洗いのポスターもこんな具合。 ![]() 能楽 翁の舞を観たいと思いつつ中々果たせない。先に文楽で体験する事になった。翁の威厳、千歳の優雅、三番叟の元気さ快活さがよく表れていたと思う。 天下泰平、国土安穏、五穀豊穣、コロナ退散 今の日本でこんな祈願を舞ってくれるのはやはり伝統芸能というものだ。蜂の巣をつついた騒ぎの与党政争の代議士のひとりだに夢にも懸想しまい。 ![]() 双蝶々曲輪日記 八幡里引窓の段では 新たに人間国宝に列せられた桐竹勘十郎が遣う十次兵衛。 お世話になった旦那の息子を救うべく、四人も殺めた相撲取長五郎。二人は血がつながらない兄弟で、そもそも長五郎は五つの年に養子に出されている。 長五郎は最期一目かか様の顔を見ようと里を訪ねる。 ところで、八幡の里といえば石清水八幡宮「放生会」。明治以降は石清水祭と改名したが、元は魚鳥など捕らわれていたものを放ち、生きとし生けるものの平安を祈願した祭だという。 義理と人情の葛藤に涙しながら、ものがたりの大団円は放生会の故事に因み、また中秋の名月のこの時期ならではの演目、お見事。やっぱり初心者にはイヤホン解説有難い。 ![]() さて、DOHKANでお得なランチを頂き、帰り道、駅の最寄りの半蔵門ミュージアムなる所、入場は無料。伝運慶作の大日如来坐像で目も心もいよいよ潤う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.09.08 20:00:59
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