サントリーホール 三大交響曲の午後
2024/05/27/月曜日/雨が近づいている5/25/土曜日何度訪れても様々な駅からのアプローチで困惑することの多いホールだ。今回はドボルザークの新世界が聞きたくて兎も角チケットを押さえていたが、人気な演目らしく早々と埋まり、私の席はなんと楽譜が覗ける、指揮者渡辺一正氏とご対面の場所。演奏5分前には満席状態、すごいなぁといっても若い方は少なく、日本のアートシーンを支える団塊世代の厚みをしみじみ考えさせられる。ホールは美しく、音はホールを満たして天井を抜けて天空へまで響きの波が見えそうだ。天上的なシューベルトの1番、2番からベートーヴェン、運命へ。コンマスの弓の所作が美しくてびっくり。この曲は弦が優位なんだなぁ、と新世界よりと比較して感じた。新世界は弦は控えめで、何と言っても管楽器の存在感が大きい。大波を超え、その先に新しい世界が広がる様子が浮かぶ。第3楽章から第4へと息もつかさず。あー、たまにはこんな心身の震える時間が大切