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これも「アヒルと鴨とコインロッカー」と同様、娘の友人から借りた本。 嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精密な体内時計を持つ女。 4人は銀行強盗なのに、誰も傷つけず、さらりと事をなしとげる。 まるで強盗が悪いことではないかのように。 軽快なテンポですすむ話はやはり無駄がない。 というかすべてに意味がある。 軽快なストーリーの中に自閉症、いじめ、記憶の話などが盛り込まれているのも興味深かった。 読者もだまされてしまうところはあの映画の名作「スティング」を彷彿させる。 スティング同様、だまされても不快感がなく、むしろ爽快な終わり方だ。 また前回読んだ「アヒルと鴨とコインロッカー」の中にこの作品に登場する人物が出てくる。 そんな憎い演出にもにやりとさせられてしまう。 次は今度映画化される「重力ピエロ」を読んでみたい。 「アヒルと鴨とコインロッカー」の過去ログはこちら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
May 7, 2009 11:45:29 PM
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