カテゴリ:縄文時代に寄せる詩
ポール・ヴェルレーヌ 上田敏訳『海潮音』より 秋の日の ヰ゛オロンの ためいきの 身にしみて うら悲し。 鐘のおとに 胸ふたぎ 色かへて 涙ぐむ 過ぎし日の おもひでや。 げにわれは うらぶれて ここかしこ さだめなく とび散らふ 落葉かな。 秋にふさわしい詩ですよね。 私はこの詩がとても好きです。 特にこの上田敏により、訳された詩がすきです。 その言葉がかもしだす印象が 他の方の訳された詩よりも秀でているんですね。 実は、日本語の奥深さがここにあります。 古来の日本の人々は、情緒というものを とても大事にして、枕詞のようなものをも 用いて言葉を大事にしておりました。 日本は、四季が豊かですから、 その四季折々の風景に囲まれて、 豊かな心を育てていたということでもあります。 和布と接して気づいたことがあります。 古来の布は藍のみならず、 植物に限らず自然のものから作り出された色で染められていました。 人々は、染めの技法を用いて、 さまざまな四季を着物に彩るようになりました。 そしてひとつひとつの色に 日本独自の色の名がつけられました。 瑠璃色、露草色、朱鷺色、緋色、常磐色、松葉色・・・等。 いつしか日本の伝統というものが忘れ去られ、 人々が大事にしていた心もそこに おき去られてしまっているように思います。 日本の伝統色の名を口にしてみてください。 なんとも優しい音色をしているのに気づきませんか? 私がはるかかなた縄文の時代へと思いを馳せるのは、 日本が忘れてしまっているものへの憧憬を そこに求めているからにほかならないんですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[縄文時代に寄せる詩] カテゴリの最新記事
だんだん単純になって、脳ミソも単純になったんでしょうかね。
(2006.11.30 11:39:46)
こんばんは。
メカニズムやコミュニケーションと言うような 非常に広範に使われる言葉も厳密には意味、用法が変わってきていますしね。 日本語でピシッと押さえた方が良いんですけれどね。 (2006.11.30 18:46:46)
pluto2103さん
>メディアやタレント、政治家までもが訳の分らない >カタカナ言葉(和製英語で英語ではない)を使いすぎ >ます。賢さを出そうとして、アホに見えますよ。 確かに見慣れない言葉が どんどん出てきていますよね。 その意味を調べないとなにか 想像もつかないようなものもありますしね。 (2006.11.30 20:47:00)
こぐまころりんさん
>こんばんは。 > > メカニズムやコミュニケーションと言うような > 非常に広範に使われる言葉も厳密には意味、用法が変わってきていますしね。 > 日本語でピシッと押さえた方が良いんですけれどね。 英語もひとつの単語に いくつもの意味を備えているように 日本語にも多くの意味合いが含まれているはずなんですけどね。 (2006.11.30 20:48:08)
正しい日本語って聞いてても気持ちイイですよね。
最近では、当の日本人より、海外から留学でこられた方のほうがキレイな日本語を使われるような気もしますが… たまには、古き よき日本に想いをはせてみないといけませんね(^_-)-☆ (2006.11.30 21:00:29)
こんばんは
今日 信号待ちしてて 目の前を 走るトラック見てたの そしたら もう横文字だらけで 何の会社か わかんない 一体 どこの国だろうと 思っちゃうよ 日本語で 書けばいいのにね (2006.11.30 22:45:54)
ふらっとぴっとさん
>正しい日本語って聞いてても気持ちイイですよね。 >最近では、当の日本人より、海外から留学でこられた方のほうがキレイな日本語を使われるような気もしますが… > >たまには、古き よき日本に想いをはせてみないといけませんね(^_-)-☆ 正しい日本語・・・うーん、私がまず 勉強しなくちゃいけません(汗) (2006.12.01 05:25:54)
小雪牡丹さん
>こんばんは >今日 信号待ちしてて >目の前を 走るトラック見てたの >そしたら もう横文字だらけで >何の会社か わかんない >一体 どこの国だろうと 思っちゃうよ > >日本語で 書けばいいのにね 何の会社かわからないようなのは 意味ないですよね。 コマーシャルかねてる部分もあるでしょうにね。 (2006.12.01 05:26:47) |
|