テーマ:健康と医療について考える(21)
カテゴリ:健康・医療
本来自然はふたつの要素で出来上がっています。
陽と陰。これは古くから取り上げられていることなんですけど 意外と意識されてはいません。 陽陰は、緊張と弛緩を意味することもあれば、 男性性相と女性性相を意味することもあり、 また光と影を意味することもできます。 エネルギーがプラスとマイナスからできあがっているように すべてのものにはエネルギーがあります。 そのものごとすべてはそのように異なるもののエネルギーの バランスをとることで調和しています。 ところがいつのまにかその調和を無視して 人は、自己欲に走るようになってしまいました。 正食という分野はその陽陰のエネルギーに目を向けて、 食べ物の性質をひもといていました。 今“食育”に目をむけられつつありますけど 本質は同じだと思います。 本来、自分たちが住んでいる土地にできるものが その地に住む人たちが食べるによいもので その季節に取れる野菜がその季節に必要な食物だったりするのです。 夏野菜は、体を冷やし、冬の根菜類は体を温める性質があると 私は玄米正食の原理で知りました。 もともと菜食を主としていた日本人は、 草食系の長い腸を持っているとのこと。 その日本人が、欧米系の食事を取るということは 体に負担がかかり、現代病を生み出す要因のひとつともなっています。 モノが豊かになることで、 人々は何でも手にいれることができるようになりました。 けれどもその反面、体が本来必要とするもの以上のものを 取り込んでしまうようになりました。 本当は、体が何を必要としているかを知っていたのですけど その感性がにぶってしまっています。 年をとってきたら、脂っこいものや肉が食べられなくなったと いう人がいますけど それもまた、体がそのように教えてくれているものだったりするのです。 自分自身の感性に耳を傾けると言うことが 自分の体のSOSをも察知する一番大切なポイントなのではないでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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