大奥
土曜の夜は、フジテレビ系列の土曜プレミアムで「大奥」をやっていた。普通なら、この手の映画はあまり観ないのだが、主演が仲間由紀恵ということで観た次第である。ところで、仲間と言えば、「ジョシデカ」が先日終わったばかりである。この番組、思ったより視聴率が伸びなかったようだが、泉ピン子との競演が足を引っ張ったか?でも、近々、「ごくせん」の第3弾が来年4月から始まるということなので楽しみにしておこう。でも一番観たいのは、「トリック」の新作なのだが。 さて、話を戻そう。この作品の舞台は、江戸時代。7代将軍家継の時代の大奥である。実際にあった絵島生島事件をモデルにしたものである。大奥では、先代将軍の正室天英院と先代将軍の側室で現将軍の生母である月光院との間での権力争いがあった。と言っても、映画では、巻き返しを図る天英院側から一方的に仕掛けているという描かれ方をしているのだが。大奥総取締の絵島は、月光院の側近であるがゆえに、権力争いに巻き込まれてしまう。 ところで、この時、将軍家継は僅か5歳。判断力の無い幼児を政治のトップに据えるという当時の制度は本当にあほらしいとしか言いようがない。将軍が幼児だったことも、「大奥」に渦まくどす黒いエネルギーの暴走をまねいて、この事件の要因のひとつになったのではないだろうか。 それにしても、女の世界の怖さと、仲間由紀恵の美しさが良く出ていた映画であった。(監督)・林徹(出演者)・仲間由紀恵(絵島)・西島秀俊(生島新五郎)・井川遥(月光院)・高島礼子(天英院) ほか ○応援クリックお願いします。 「大奥」DVD風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)はこちら