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カテゴリ:映画
この日は「PROJECT itoh」の第一弾「屍者の帝國」を視聴
屍者を蘇生させて軍事力や労働力に充ててる19世紀が舞台。医学生のワトソン(細谷佳正)は独学で友人のフライデー(村瀬歩)を蘇生させたことから英国の「ウォルシンガム機関」にスカウトされ、最初の屍者「ザ・ワン」と屍者蘇生術の研究が記された「ヴィクターの手記」を探す旅に出ることになる・・という内容 原作は序文30数枚分(A4原稿用紙に換算して)を伊藤計劃が書いていたが、伊藤がガンで他界。その伊藤の遺稿を元に伊藤と親交のあった作家・円城塔が書き足して完成させたもの。 「ハーモニー」とは違い、原作は読んでいない状態で視聴。「ハーモニー」は健康を重点に置いた超管理社会を描いた作品だが、本作は19世紀を舞台にしたスチームパンクものに仕上がっている。 英国からロシア、日本・・・と各国を転々とし、屍者の研究が記された「ヴィクターの手記」を探し求めていくワトソンなのだが、友を完全に蘇らせる目的の下、周囲を顧みない箇所があるのはちょっと・・と首をかしげたくなる。カラマーゾフから依頼されたのは「ヴィクターの手記」を廃棄してほしいといわれていたのに。 後半になり、ワトソンをスカウトしたMが黒幕であることが判明。ヴィクターの手記とザ・ワンを利用して屍者だらけの理想郷を作ろうと企んでいたのだが、ある一つの意志の下で統一される世界を作ろうとするとかの顛末は「ハーモニー」と同じなんだが。 冒険が終わり・・ワトソンは「ヴィクターの手記」の断片から得たヒントを元に自分を屍者にすることで答えを見つけようとする・・・で一旦終わっているのにEDロールの後ワトソンがホームズと組んでロンドンじゅうを走り回る・・って風に真のEDになってるんだけど、このつながりは不明瞭だ。 ハーモニーは「管理されている世界で人間は本当に幸せなのか?」ということをお題にしているのに対し、本作は「人の魂はどこへ行くのか?」というのがお題だと思うが。 【楽天ブックスならいつでも送料無料】【高額商品】【3倍】屍者の帝国アートワークス 【中古】文庫 ≪日本文学≫ 屍者の帝国 / 伊藤計劃【02P11Mar16】【画】【中古】afb 屍者の帝国 1 屍者の帝国《通常版》 【Blu-ray】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Apr 1, 2016 11:17:49 AM
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