|
テーマ:最近観た映画。(38855)
カテゴリ:映画
今回見た映画は「007 スペクター」。
ダニエル・グレイグ主演作としては4作目で「スカイフォール」からの続きになっている。 少年時代を過ごした “スカイフォール” で焼け残った写真を受け取ったボンド 。その写真に隠された謎に迫るべく、Mの制止を振り切り単独でメキシコ、ローマへと赴く。そこでボンドは殺害された悪名高い犯罪者の未亡人であるルチア・スキアラ と出逢い、悪の組織スペクターの存在をつきとめる。その頃、ロンドンでは新国家保安センターの新しいトップ、マックス・デンビーがボンドの行動に疑問を抱き、Mが率いるMI6の存在意義を問い始めていた。ボンドは秘かにマネーペニーやQの協力を得ながら、スペクター解明の手がかりとなるかもしれないボンドの旧敵、ホワイトの娘マドレーヌ・スワンを追う。死闘を繰り広げながらスペクターの核心部分へと迫る中、ボンドは追い求めてきた敵と自分自身の恐るべき関係を知ることになる-。 (公式HPより) ・「死者の日」に参加したボンドは骸骨の模様が入ったスーツと仮面で仮装しているが、「死ぬのは奴らだ」でのサメディ(サミディ)男爵のオマージュか?公開された宣伝スチールの一つ(黒いハイネックのシャツにズボンといういでたち)も「死ぬのは~」のオマージュだし。 ・映画館によっては日本語吹き替え版も公開されていたが、その日本語吹き替え素材をパッケージ化している模様。ボンドの声は藤真秀が担当しているが、「カジノ・ロワイヤル」パッケージ版の小杉十郎太さんの方がいいかも? ・スキアラの狙撃に失敗したボンド。建物が派手に倒壊してしまう所とか、ヘリでの逆さま飛行と「あり得ね~」な演出連発でOPアクションの派手さはD・グレイグ主演作共通。 ・OP映像は完全なシルエット処理ではなく、グレイグも登場してます。 ・メキシコから帰ってきたボンドはMからお叱りを受け、全ての任務から外されてしまった。何もすることはない(?)ということでQのラボを訪れるボンド。ハイテク機器満載の車とオメガの時計を渡された。ブロスナン時代に登場したのはオメガでグレイグ時もそれを踏襲したのか。 ・スキアラ夫人・ルチアを訪れたボンド。彼は保険会社の人間と偽って近づくがルチアからはある組織の話を引き出すことに成功し、彼女が言う集会に潜入。 「組織」は表社会の裏に潜伏し、色々と暗躍。集会の席でボスの姿はシルエットになって見えないのはコネリー時代のスペクターのボスの描写と同じだが、ペルシャ猫を抱いてる・という描写はなし。ボスである男はボンドが集会に来ていることを知っており、しかもボンドとは知り合いらしい。 ・正体が露見してしまったボンドは集会が開かれている屋敷を脱出し、ボンドカーでチェイスを繰り広げるんだが、今回は武装が搭載されているモデルのため、過去のシリーズでおなじみのハイテク機器を繰り出してのチェイスが久しぶりに見られた。復活した「冒頭のガンバレルシークエンス」同様これがないと007じゃないでしょう。(ボンドカーが出てこなかったり、登場してすぐさま大破する作品もあるが) ・ホワイトの遺言で彼の娘・マドレーヌを訪れるボンド。彼女は精神科医だが、プレイボーイなボンドは彼女を口説き落としている・・ 列車でマドレーヌとディナーを楽しむボンドはその最中で巨漢の殺し屋に襲われるんだけど、ここもお約束ですよね。 ・「組織」のアジトで拷問を受ける羽目になったボンド。Qから支給された時計に助けられたが、時計の起爆装置が始動する時赤くなるのは「死ぬのは~」の磁石付き腕時計と一緒。 アジトを脱出するシーンで使われた爆薬・石油は過去最大級でギネスブックものとのことですが確かに過去作とは規模が違う。 ・ラストはロンドンが決戦の舞台に。オンラインの監視システムが完成するのを阻止するため行動を開始したボンドら。今回のMは前線に立ってるのはいいが、スペクターの企みを阻止した後、ボスを逮捕するという展開は意外。過去のシリーズでは悪事を企む親玉は大概ボンドに殺されてるから。 本作でD・グレイグは007引退を噂されているがこれ以降はどうなるんだろう。 <裏話> ・1961年の『サンダーボール作戦』製作に当たって、「スペクター」という組織の名称とそれに関係する登場人物の権利をめぐり、原作者のイアン・フレミングとプロデューサーのケヴィン・マクローリーの間で訴訟が起きた。それ以来、スペクターの使用権は007における紛争の種となっていた。この訴訟が原因で1971年の『ダイヤモンドは永遠に』以降、スペクターは映画に登場しなくなった。 2013年11月、メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)はマクローリーの遺産を管理するイーオン・プロダクションズの親会社であるダンジャックからスペクターとそれに関連する登場人物を映画に出す権利を購入した ・2014年11月23日に、ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントへのハッキング事件が発生し、本作の製作に関わる書類の一部が流出した。その中には、本作の脚本の草稿も含まれていた。 ・本編とは関係ないが、パインウッド・スタジオズで撮影が行われた縁から『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』においてダニエル・クレイグがカメオ出演している
007/死ぬのは奴らだ(Blu−ray Disc) 3代目・ロジャー・ムーア初登場作。ボートのチェイスシーンが伝説であのスタントは強烈に焼き付いてます。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Oct 17, 2016 08:41:47 PM
コメント(0) | コメントを書く
[映画] カテゴリの最新記事
|
|