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カテゴリ:テレビ番組
今回見たThe・プロファイラーのお題はクレオパトラ。(2/15日放送)。
「もしクレオパトラの鼻がもう少し低かったら 世界の歴史は変わっていただろう」絶世の美女として歴史書に書かれたエジプトの女王クレオパトラ。ローマのカエサルやアントニウスを虜にしたほどだが実態は明らかにされていない。 残された資料などを元に彼女の真実をプロファイリングしてく。 冒頭ではビビアン・リーとエリザベス・テイラーが扮したクレオパトラを紹介。 カエサルやアントニウスを骨抜きにした、絶世の美女等は誇張されてる箇所がある。じゃあどんな人?ということで彼女のプロフィールを紹介。 クレオパトラの正式な名称はクレオパトラ7世。アレキサンダー大王の部下が興したプトレマイオス朝の王様ということでギリシャ系。18で父王プトレマイオス12世が亡くなると、弟のプトレマイオス13世とともに即位。更に弟と形式的な結婚もしている。 プルタルコスによれば、彼女の声は甘く楽器のようで、多数の言語を自在に操り、これまでの王たちとは違ってエジプト語も習得していたという。 クレオパトラはカエサルのライバル・ポンペイウスを支持していたのだが、プトレマイオス13世はポンペイウスを暗殺。クレオパトラは追放されていたのでカエサルとコンタクトを取らなくては…ってことになり、カエサルへの貢物の絨毯に紛れて登場。最終的にはカエサルと愛人に。 ヤマザキマリさんはクレオパトラは現代人に近く、銀座のママみたいな人、野口健はクレオパトラの語学に堪能で知的なところがカエサルが惹かれる要因だった…と評し、絨毯に隠れてカエサルとコンタクトを取ったクレオパトラ・・・ってのはヤマザキさん曰く、作り話で読み物として売れなきゃだめであの話は本当だったら死ぬと評し、カエサルの寝室に忍び込んでコンタクトを取った…が本当のところではないのかと言ってた 途中でクレオパトラを題材にした絵をいくつか紹介。いずれも彼女が「毒蛇に胸を噛ませて自殺した」って伝説を踏まえたものになっていて、実像が不明ので絵の題材になりやすいみたい カエサルの心をつかんだクレオパトラは彼と一緒に旅をしたほど。今流に言ったらナイル川クルーズをしてたとのこと 豪華な料理でカエサルをもてなしたが当時のものを再現した料理も紹介。 クレオパトラはローマに金が流出してるのを知り、貨幣制度を改めた。材質は銅で出来てたけど、これなら金が外国に流出しないよなぁ カエサルとの間に息子が生まれたが、クレオパトラはカエサルをラーと同一視してたり、ローマに向かったクレオパトラは歓迎されなかったとか。 カエサルが暗殺されたことでエジプトの政治は不安定になるわ、ローマではアントニウスとオクタヴィアヌス(カエサルの養子)が権力争いを繰り広げていた。クレオパトラはアントニウスと結びつくことになるが、最初はアントニウスの呼びかけを無視。しばらくして黄金の船で登場し、アントニウスをもてなすという作戦に出た。数日も派手な宴会でアントニウスをもてなす・・・ってすごいんだけど。 クレオパトラに惹かれたアントニウスはローマの領土の一部をクレオパトラに渡したがローマでは反感が…オクタヴィアヌスはそれを好機とばかりに戦いを仕掛けてきた。最初大きな海戦が行われ、数の上ではアントニウス・クレオパトラ連合軍が優勢だったがオクタヴィアヌス軍の前に敗北。時折エリザベス・テイラーの「クレオパトラ」らしい映像が… 最初の海戦の途中単身敵前逃亡したクレオパトラ。これについては市川さん「信憑性が薄い」って言ってた。 最後は毒蛇に胸を噛ませて自殺したクレオパトラ。ヤマザキさんは「(オクタヴィアヌスはクレオパトラをローマに連れ帰ることを考えていたので)女王の威厳を保ったまま、ローマに屈することなく死ぬことを決意したのではないか?」と評してた。 毒蛇に胸を噛ませて自殺・・ってところも誇張にしか思えないんだけど、こういう眉唾もんな話があるからクレオパトラって伝説化されていったのかも? クレオパトラ 【BLU-RAY DISC】 20世紀FOX制作。いざ撮影を始めるぞって段階でロケ場選びに失敗する、主演のエリザベス・テイラーがジフテリアにかかり撮影ができない、で、撮影が始まるとテイラーとアントニウス役のリチャード・バートンのW不倫が発覚などなど難産だった上、興収は悪くなかったものの、20世紀FOXの取り分は制作費4400万ドルに対して2600万と「史上空前の失敗作」と皮肉られ、倒産寸前に追い込まれたほどの問題作。(後にFOXは「サウンド・オブ・ミュージック」のヒットで倒産せずに済んだ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Mar 28, 2024 11:38:00 PM
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