「地図」の話
土曜日、市谷薬王寺町遺跡を見学した日、午前中は「地図の話」の講演を聞きました。 聞いているときは、面白かったし、興味もわいたのですが、それをまとめるとなると、難しいです。 その一部だけを記しておきます。 まず、地図を見る時の、基本中の基本、「縮尺(しゅくしゃく)」のことです。 地形図は現在、1万分の1、2万5千分の1、あるいは5万分の1などの種類が発行されています。 このうち、全国にわたって作製された最も縮尺の大きな実測図は2万5千分の1地形図で、この縮尺が、基本図といえるもののようです。 そもそも縮尺は、測量によって作成された地図上の二点間の距離と、現地における対応する距離との比をいうそうです。 面積ではないのですね。 地図上の距離×縮尺分母=実際の距離、になります。 例えば、「1/25,000の縮尺」の場合、地図上の1cmの実際の距離は25,000cm(=250m)になります。 地図は線で書かれます。その線の太さ、0.5ミリとして、その線の幅の実際は125cmになります。 もう一つ、地球が丸いことを、意識して見るということです。 これは世界地図を見るときは、とても重要です。 現在は人工衛星からの写真でも丸く写っていますから、意識しやすいです。 地球が丸いことは、すでにギリシャ時代の人々は認識していましたとのことです。 そうなのですか、と思いました。 しかし、通常見る世界地図は、四角く平面なので、それを円でとらえるのは難しいですね。 実際とはかなり違います。 地図を見るのはなかなか難しいですが、いろいろその仕組みを知ればとても面白そうです。 特に、「江戸切絵図」について知りたいと思って受講しました。 それは来週になります。 それにしても、「地図の話」、とても人気があります。 70名余の方が受講にみえています。 男女は、半々ですね。 女の人が、地図が読めない、というのは、ウソだと思います。