ガツンとでっかいミートボール!同量のひき肉のミートソースよりも絶対満足、おなかいっぱい「アメリカ風(ルパン風?)大きなミートボールスパゲティ」
どうも最近スポーツ観戦と駅そばしか書いてないのでたまにはごはん記事も。今月は試合が少ないのでけっこうおうちごはんを作っています。 先日、ものすごく突然「ミートボール入りのパスタが食べたい」と思いました。それもコロコロと小さく上品に作ったやつではなくでっかいやつ。容赦なくアメリカーンな感じのです。パスタもイタリア風の「アルデンテ」ではなく、どちらかと言えば太麺やや茹ですぎ的な感じで、トマトソースはどっぷり。ジャンキーですね~。というわけで、作りましたd(。ゝд・)◆アメリカ風ミートボールパスタ もしかしたら、「あっこれルパンの映画のやつ」と思われる方もいらっしゃるかも知れません。映画「カリオストロの城」の中で、ルパンと次元が奪い合うようにして食べたというミートボール入りのスパゲティ。私は後付的(パスタの方を先に知った)に知ったのですが、たしかにこのシーン美味しそうですねえ。 特にこの「山盛り持ってく」感じが実にいい╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ ! 私がイメージしていたのは、以前何かの本(エッセイ)で読んだ「アメリカ留学中に大学のカフェテリアで食べたまずいミートボールパスタ」の話で、巨大な卵大のミートボールが2個と茹ですぎのグダグダ、味もなんだか気が抜けた感じのスパゲティが最初はちっとも美味しいと思えなかったけれど、後になってだんだんクセになり、後年は懐かしく思い出す味になった、というお話。決して「すごく美味しい」わけではないけれど、無性に食べたくなるものってありますよね。おそらくそういう種類の食べ物なんだろうなあ。ですが「まずく」作るという選択肢はさすがにないので(笑)私が考え得る限り美味しく作ったのがコチラです。取り分けるとより美味しそう。そして すんごい美味しかったo(゚ロ゚o)いやーテンションあがりますこういう大胆な食べ物ってなんか不思議とテンションが上がりますよね。作っている間から「ふふふ、これ絶対美味しい・・・」と思っておりました。作り方です。≪大胆につくってみよう!絶対満足、おなかいっぱい「アメリカ風ミートボールパスタ」≫レシピ:2人分1)トマトソースをつくる。玉ねぎ1個をみじん切りにして1/3はソース用、残りはミートボールに使うのでざっくり分け、にんにく1個は切り目を入れて包丁の腹でつぶして香りを出し、ソース用の玉ねぎと共にソース用の鍋に入れてオリーブオイル少々で弱めの中火程度で炒める。2)玉ねぎが透き通ったら、ホールトマト1缶をつぶしながら加えて余計な水分が飛ぶまで少し強火で煮詰め(30秒~1分ぐらい)、火を弱めて固形ブイヨン1/2個、ローリエ1枚と塩ひとつまみを加えて蓋をして10分ほど中~弱火で煮る。途中、焦げそうになったら適宜混ぜてください。3)ミートボールをつくる。1)の刻み玉ねぎの残りを別のフライパンで炒めて粗熱を取り、豚ひき肉(お好みで合挽でもいいと思います)180~200g、卵1/2個、パン粉大さじ2~3(全体の水分量に合わせて増減)、塩コショウ各少々と共にボウルに入れてよく練り、4~5cmのボール大に丸めていく(焼くと少し縮むので気持ち大きめに)。丸める際は手に油をつけ、大きめのスプーンを使って量を計っていくと均等&やりやすいです。今回はこの量で12個になりました。4)フライパンにオリーブオイル少々を熱し、3)のミートボールを焼く。転がしながら全体に焼き目がつくようにしてください。中まで火を通す必要はなく、外側を固める程度でOK。焼き上がったものから2)のソースの鍋に入れ、味をなじませておく。少し時間を置いた方がよいので、ここまで先に作っておいてもOKです。5)深めの鍋にたっぷりのお湯を沸かし、沸騰したら塩大さじ1程度を加えスパゲティ(太め、今回はディチェコのバーミセリを使用)お好みの量(我が家だと2人分で120~140g程度)を茹でる。普段私はパスタを作る際、ソースの水分を少なめにしておいてパスタのゆで汁を加えて仕上げの調味をしますが、今回はしっかり味のソースなのでゆで汁は使いません。茹で時間は袋の表示通り。茹で上がる少し前にソースを温め返します。6)茹で上がったパスタをざるに取り、ソースの鍋に入れて全体をなじませる。7)皿に盛り、仕上げにチーズ(チェダーまたはパルミジャーノがおすすめ、ピザ用のシュレッドタイプでもOK)をたっぷりと、お好みで粗びき黒コショウをかけてできあがり!★普段私はトマトソースを作る際固形ブイヨンは使いませんが、今回は濃いめのしっかり味にするため敢えて加えています。はっきりした味がお好みなら1個入れてもいいと思います。★ひき肉は肉汁が出るタイプの部位ならどのお肉でもよいと思います。ラムのひき肉等でも美味しそう。力強くおススメします╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ ! これ絶対同じ量のひき肉を使ったミートソースやラザニアより「やった」感というか満足感がありますよ。私が家でひき肉を使っていちばんよく作るのはおそらくギリシャ風のムサカですが、かかる手間も材料も(そしてカロリーも)ムサカの方が上なのに、このミートボールパスタを食べた時つい「負けた…」と思ってしまった、それぐらいのインパクトがあります。さて、この日の他のメニューは、パスタに気持ちが行き過ぎていてかなり適当でした。パスタにはソースのトマトと玉ねぎ以外野菜を使っていないので、野菜を摂らなくては!とにんじん2本を使ったキャセロール(我が家の定番です。作り方はコチラ、今回は1.5倍程度に増量)と大根ステーキにそば粉をまぶして焼いた牡蠣をのせたもの。そういえばにんじんキャセロールもアメリカ料理でした。ふだんはアヒージョ用の小鍋に入れオーブンで焼いていますが、今回はパウンド型で。材料のひとつに「クラッカー」を使うあたりがアメリカっぽい。どんなクラッカーを使うかで味の印象が違ってきます。実はガーリック味のおせんべい(食べきれずに湿気たやつ)を使ったことも…。それぐらい適当でOKです。 大根ステーキは秋冬によくつくります。普通に下茹でしても大根の苦みと甘さが出て美味しいですが、おでんみたいに昆布だしで煮てから焼くと、中まで味があって美味しい。ソースはオイスターソース、醤油、焼き肉のたれを水でのばして煮詰め、片栗粉でとろみをつけました。 ふだんブログに上げる休日のお料理は圧倒的に海外っぽい(和食以外)ものが多い私ですが、ダンナさんのお弁当はここ数年は和食、それもほぼ毎日焼き魚がメインです。ダンナさんは帰りが遅い職種で夜は外食も多いので、平日は朝とお弁当でバランスをとってもらっている感じ。市販の西京漬や下味がついたお魚は高いし味も濃いので、できるだけ天然ものの切り身(鰤、鰆、めかじきなど)を買って来て、醤油・酒・みりん・生姜、もしくは塩コショウをして酒・おろし生姜をまぶした状態でジップロック等に入れて冷凍しておくと、前夜に解凍して朝焼くだけなのでとても簡単&便利。西京漬も思ったほどの手間ではないことがわかりました。必然的に合わせるおかずも和風になって、具入りの卵焼きかだし巻きなどの卵料理に青菜や茄子味噌炒め等、野菜料理がひとつ入る感じ。時々聞いてみるのですが、ダンナさんはこの手のお弁当で「ぜんぜん飽きない」そうです。そんな風に「魚を買う」視点で買い物に行くようになると、これまで以上に旬とか食材の値動き(市場の状況)に自然と敏感になっていることに気付きます。地魚が獲れ、近海ものも入ってきやすく、野菜もつくられる神奈川は天候の影響や市場の値動きがスーパーの売り場にも反映しやすいみたい。そんな特徴も面白いですね(○´∀`)ノ