本のタイトル・作者
仕事も人生も自分らしく イマドキ女性管理職の働き方 [ 麓幸子 ]
この本はどんな人におすすめ?
・管理職になった女性
・管理職を目指す女性
・これからのキャリアを考える人
本の目次・あらすじ
第1章 女性たちよ、チェンジメーカーになろう
第2章 管理職のネガティブイメージを取り払おう
第3章 管理職として必ずやっておきたいこと
第4章 女性管理職お悩み相談室(職場編)-職場のコミュニケーションはこう解決する
第5章 女性管理職お悩み相談室(家庭編)-仕事と私生活を上手に両立させるために
第6章 私のキャリアの軌跡ー1つのサンプルとして
引用
自分のキャリアの見通しが不透明であることを学術用語で「キャリア・ミスト」と言います。将来のキャリアに、霧がかかっているように先が見えない状態です。
今、日本の働く女性の多くは霧の中を歩いています。そう考えると、不安なのも迷うのも当然だと思います。不安になるのはあなただけではないし、あなたのせいでもない。だから、自分を責めないでほしいと思っています。
まずは女性が陥りやすい思考パターンを断ち切る。そのうえで支援の少ない環境下でどう管理職としてサバイブするかという戦略を立てることが大切です。
感想
2020年読書:104冊目
おすすめ度:★★★
著者は、1962年生まれ。
1984年日経BP入社、88年「日経ウーマン」の創刊メンバーとなり、2006年「日経ウーマン」編集長。「日経ウーマン」「日経ヘルス」など4媒体の発行人となる。16年日経BP執行役員。18年日経BP総研フェロー。19年退社。
という、バリキャリ。
同年代の人が書いた本を前に読んだ。
浜田 敬子『働く女子と罪悪感 「こうあるべき」から離れたら、もっと仕事は楽しくなる』
→2019.04.08「
3月に読んだ本②」
その時にも思った。
なんか、違う。
自分が悩んでいることや、自分が思い描いていることと、この人たちの言葉や考え方が。
これから先は「仕事人+専業主婦」というパターンの働き方は無理、というのはどちらも言っていて、たしかにそうなんだけど。
キャリアって、上を目指すだけなんですかね?
管理職が働くことのゴール、なんだろうか?
私が感じる違和感は、そこにある。
大学時代、就職も進学もしない私に、ゼミの先生が言った。
「映画が好きでも、映画の仕事につく必要はない。毎日5時に帰って映画を見る暮らしをすることも、一つの選択肢なんだよ」
頑張れ、上を目指せ。
働け、働け。
家でも、外でも。
そういう暮らしは、生き方は、もう終わりなんじゃないだろうか。
この人たちの言葉は、女性だけど男性のゲームへの参加を前提にしている。
そういうことじゃない。
私は去年、昇格試験を受けた。
それって何だろう。自分の軸ではなく、人の軸で考えている気がする。
「他者から見た自分」を昇格という承認欲求で満たそうとしているような。
私はどうなりたいんだろう。
私って、上にあがりたいんですかね…?
管理職になると出来ることがある。見える景色がある。成長する機会も多い。
でもそれは、本当に私の望みなんだろうか。
今年もエントリーの季節がやってくる。
ちょっとまだ、迷い中。
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