本のタイトル・作者
フーテンのマハ (集英社文庫(日本)) [ 原田 マハ ]
本の目次・あらすじ
1 奇跡のリンゴと出会う
2 青森、あっつあつの焼きそば
3 岐阜の須恵器
4 東京のプロポーズシート
5 鳥取「カニ喰い」旅
6 別府ヤングセンター
7 〈ボーゴス〉
8 夜のルーヴル
9 バゲットと米
10 会津若松白虎隊
11 餃子の生まれ変わり
12 遠野の座敷童
13 高原リゾートハイ・アンド・ロー
14 親切なおじさんはタクシーに乗って
15 永遠の神戸
16 フーテンのマハ
17 私、晴れ女なので
18 睡蓮を独り占め
19 生誕祭
20 取材のための旅
21 セザンヌ巡礼
22 画家の原風景
23 ゴッホの描いたカフェ
24 アイリスの花
25 ゴッホのやすらぎ
26 猛吹雪の福岡
27 ナポリでスパゲッティを
28 忘れじの街、天津
29 運命を変えた一枚の絵
30 沖縄の風に誘われて
31 カフーは突然に
32 フーテン旅よ、永遠に
千鈴’s EYE 御八屋千鈴
引用
この世界は旅するに値する。好きなところへ行って、好きなことをすればいい。おれはお前に何もしてやれないけれど、自由にすればいいんだ
感想
2020年読書:174冊目
おすすめ度:★★★
2020.08.21「
138.たゆたえども沈まず [ 原田マハ ]」を読んで、原田さんがアート小説なる分野を書いている元美術館関係職業の人、と知った。
たまたま、「世界一受けたい授業」にも出ていらして、「
日本を愛し、日本人に愛されたゴッホ…話題のアート小説「たゆたえども沈まず」と共に辿る、ゴッホの人生」を紹介していらした。
私が想像していた「30代のボヘミアンなねーちゃん」(おそらく、デビュー作の『カフーをまちわびて』というタイトル&恋愛ものらしいというところから来ていたイメージ)は誤りだったと分かり、「ではこの人はどんな人なのだろう」と俄然興味が沸いた。
で、エッセイを読んでみた。
この人、本当にフーテンだな…。
日本全国津々浦々、友人と2人で行脚。
夫が寛容なのが素敵だ。
コロナの今、この本は危険。めちゃくちゃ旅行に行きたくなる。
このエッセイは、後半『たゆたえども沈まず』の取材で現地を訪れた際の話も収録。
あの小説はこういうふうに生まれたのか…、そういう気持ちで書いてるんだ…と二倍楽しめる。
あっけらかんとして、ユーモアにあふれるエッセイ。嫌味がない。
小説はこれから読んでいくつもりなのだけど、他のエッセイも読んでみたくなった。
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