本のタイトル・作者
パパのトリセツ 2.0 [ おおた としまさ ]
本の目次・あらすじ
はじめに
まずはパパのタイプを調べてみよう
パパのタイプ チェックシート
第1章 パパの機能と特徴ーパパにできること、パパの役割
「母乳を出す」以外は何でもできる
「隣の芝生」と比べないでください!
冷凍ピザでもいいじゃない!
目指せ!「これでいいのだ!」
「ママが二人」じゃもったいない!
パパとママは違ってナンボ
第2章 パパスイッチの入れ方ーパパとしての自覚を促す
起動待機時間が長めにかかる
「時間差」が広げる夫婦の溝
パパスイッチは本当にあった!
五感で赤ちゃんを感じると脳が変化する!?
パパスイッチはママが入れるもの!?
パパになると男性ホルモンが激減する
子どもといっしょの週末は人生の何%?
スイッチONのタイミングとコツ
①妊娠中 将来の話をする
②出産直後 頼りなくても頼る
③乳児期 スキンシップをとらせる
④幼児期 パパをヒーローに仕立てる
「夫スイッチ」をOFFにしないために
意地でも夫婦の時間を確保する
第3章 機種タイプについてー性格による性能や扱い方の違い
パパにも得意・不得意がある
□厳格律儀カミナリオヤジタイプ
□母性優勢二人目ママタイプ
□冷静沈着コンピュータタイプ
□天真爛漫わんぱく坊主タイプ
□従順無口いい子ちゃんタイプ
夫婦のタイプの違いにご用心
第4章 アプリのインストール方法ー実務を覚えてもらうには
命令ではなく気持ちを伝える
基本はまかせて、ほめる
勘違いパパにご用心!
育児の実務を覚えさせるには
丸投げでバージョンアップ!?
家事にまつわる勘違い
家事を覚えさせるには
ルールで縛りつけるのはNG
第5章 故障かな?と思ったらー暴走、離脱などに対処する
エラーメッセージを見逃さないで!
テクニックを子育てにも活かそう
テクニックを社会世界にも活かそう!
第6章 日ごろのお手入れー夫婦対等の落とし穴とその対処法
「鬼に金棒」に隠されたワナ
子育て夫婦の「皮肉な葛藤」
「上手な夫婦ゲンカ」の3か条
①勝とうとしない
②仲直りまでがケンカ
③無理にまとめようとしない
無意識の歩み寄りが始まる
夫婦ゲンカで夫婦が進化
夫婦ゲンカにもルールが必要
①犯人捜しをしない
②別の話を持ち出さない
③勝手に土俵を下りない
④堂々巡りを始めたらいったんおしまい
⑤あいさつは欠かさない
夫婦ゲンカを子どもに見せよう!
そして、パパロボットの極みへ
おわりに
引用
本来ならわざわざ妻がこんな方便を使わなくとも、夫が当たり前のように子育てするのが筋です。でも現実がそうはなっていないときに、しかもその現実を真正面から変える時間も気力もないときに、「あえて現実のとらえ方をちょっと変えてみたら?」という提案です。
感想
2021年読書:169冊目
おすすめ度:★★★
心理学の「リフレーミング」の手法を応用したもの。
いったん夫をルンバか何かだと思ってみようぜ、そっから考えよ?という提案が面白い。
本の中で紹介されていた、ノルウェーでは冷凍ピザの消費量が世界一。
それは男女平等のこの国では夕食になっているから、だそう。
ベルギーでもパスタにレトルトソースを絡めただけの夕食を「夫が素敵なディナーを作ってくれる」と評するのだとか。
冷凍ピザとレトルトパスタで、十分「男も料理が出来るでしょ?」となる。
ここのハードルを下げていくの大事。
これが、引いては女性に対する食事作りのプレッシャーをなくしていく。
日本のごはんに対するレベル高過ぎだよね。ごはん大好きか(好きだけども!)。
もう、日本さん食い意地はりすぎ!(ヘタリア)
昔と今の家族を比較した図で、今の核家族は「ママ」と「子ども」が主になっているとあった。
だからパパが大事なんですよ~と。
私、ここに「テレビ」も入れたい。
たった2人の大人の世界観や価値観に、子供が縛られませんように。
テレビ、ネットは、昔の「いろんなひと」そのものじゃなかろうか。
上手な夫婦ゲンカのやり方は、心に留めておこうと思いました。
私は口で言うより、態度で示してしまうタイプ(無視する、物にあたる…)。
それって、親を見てきたからなんですよね。
父は不機嫌になると黙り込み、物に当たった。
母は黙ってやり過ごし、後から悪口を言った。
祖父母も同じパターンだった。
私は、父の態度を再現し、母の行動をなぞっている。
そのことに気付いたとき、ぞっとした。
でも最近、だいぶ口で言えるようになってきた。
何が嫌なのか、どうしてほしいのか。
これ、とっても大事なこと。
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