本のタイトル・作者
麦本三歩の好きなもの [ 住野よる ]
本の目次・あらすじ
大学の図書館に勤める二十代女子・麦本三歩。
ぼうっとしていて、食べ過ぎで、おっちょこちょいで、間抜け。
周囲の人はそう言うけれど、三歩は気に―――ちょっとはするけれど―――しない。
麦本三歩は歩くのが好き
麦本三歩は図書館が好き
麦本三歩はワンポイントが好き
麦本三歩は年上が好き
麦本三歩はライムが好き
麦本三歩は生クリームが好き
麦本三歩は君が好き
麦本三歩はブルボンが好き
麦本三歩は魔女宅が好き
麦本三歩はファンサービスが好き
麦本三歩はモントレーが好き
麦本三歩は今日が好き
引用
ようは気楽な無意味さも大切なのだと三歩は思う。無意味と大切じゃないは一緒じゃない。そして、無意味は意味の引き立て役でもない。無意味な日常があるから、意味ある日が大切に思える、とかじゃない。
無意味な日々も、意味ある瞬間もどっちも大切で、それが一番いいということなんだとのんきに思う。
感想
2021年読書:182冊目
おすすめ度:★★★
しんどい話も頭使う話も読みたくない。
頭ぱかーんとして、ゆるーい、ゆるゆるゆるーっとした話が読みたい。
痛くなくて、辛くなくて、読み終わった後にちょっぴり今の日常を慈しめるような。
そんな本をお求めの方に。
メンタル弱った時におすすめ。
はじめ、表紙から、最近のタレントさんかモデルかアイドルが日常を綴ったエッセイだと勘違いしていた(このパターン多い。表紙で本の内容を推測しすぎ)。
Twitter読書アカウントの方々がおススメされていたので読んでいた。
良かったです。読書アカウントの人すごいな。おススメにハズレがない。どっから見つけてくるの。
漫画『凪のお暇』とか好きな人は好きと思う感じ。
住野よるさん、『君の膵臓をたべたい』の人ですね。
正直好みでなかったので、それっきり敬遠していた。
いや、こういうのも書かはるんや。
私は絶対こっちのほうがいい。好み。
私はこの中では、
「麦本三歩はモントレーが好き」
が好き。
三歩だから許されてきたこと、あるでしょ?
それを享受してきたことに、イラつく。
先輩のこの気持ち、分かる…!
でも、その反対もあるのだろうな。
三歩が先輩に反論したみたいに。
私だから許されてきたこと、が。
図書館が出てくるお話、良い。すき。
三歩のシリーズ、2巻まで出ているみたい。
続き読みたい。楽しみ。
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