2380678 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

320life

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

ノマ@320life

ノマ@320life

サイド自由欄

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

カテゴリ

2021.09.11
XML
テーマ:読書(8208)
カテゴリ:【読書】未分類

本のタイトル・作者



日本の女性がグローバル社会で戦う方法【電子書籍】[ 谷本真由美 ]

本の目次・あらすじ


1 日本の「女子」特殊事情
生きにくい日本のワタシ
海外メディアは「日本は男尊女卑の国」と報じている
「なんで日本人女性って、鳥みたいに声が高いの?」
先進国における理想の女性は「ガールパワー」
女性専用車両で女性を隔離する日本
イギリスなら「レディースデー」は訴訟問題
日本女性の同調圧力が凄まじい理由
先輩面した人達の呪いが若い人を苦しめる
コラム 世界の七不思議「日本女性の鳥声」

2 女性を活用しないと日本は没落する
外資系企業に日本人女性が多いワケ
日本の管理職は「マネージメント」を理解していない
女性取締役が一人でもいれば、倒産の可能性が20%下がる
女性を活用する企業は「多様性予測定理」を実践している
部下のワークライフバランスこそ管理職の腕の見せ所
出産退職させるよりサポートする方が低コスト
高学歴女性が労働市場で活かされていない
政府の施策は大間違い!保育サービスを増やせ
少子化のそもそもの原因は「日本の働き方」
働き方が変われば「イクメン」がいかにバカげた言葉かわかる
コラム 日本政府は本当に出生率を上げたいのか?

3 こんなに言っても専業主婦になりたい人へ
確かなものは自分だけ。リスクヘッジを怠るな
子育てが一段落、いざ働こうとしても仕事はない
スキルがないと海外の人材に負けてしまう
年齢、経歴、失敗を気にして挑戦しないのは人生の大損
アナタが働くことが将来自分の子供を救う
「ガンガン働いて管理職」だけが仕事ではない
コラム「リケジョ」と騒ぐ日本の新聞

4 どんなキャリアならハッピーになれるわけ?
テンパリスト喪女に死を
勝ち組は競歩、細く長くこっそり働く
仕事は「銭をもらえるサークル活動」ぐらいのノリでいい
ちょっと休んでも、長~い勤労人生の中では大したことない
人様に求められるから儲かる
ワンナップキノコをゲットしてもっと稼げ
女性は特に師匠を探してコピーしまくれ
これから可能性のあるジャンル
コラム 国によって違う「過酷な職業」

5 日本の女はどうやって生きていくべきか
提案1 海外へ逃亡せよ
提案2 外資系企業へ転職せよ
提案3 結果を出しまくって黙らせろ
提案4 女が有利な職場へ転職せよ
提案5 稼げるスキルを身につけなさい
提案6 起業せよ
提案7 自分のために生きよ
提案8 「女子力」を葬り去って自由になれ、必要なのは「ガールズパワー」

引用


仕事なんかみんな嫌いなんです。だから人生とか自分の人格を懸けちゃいけませんね。銭をもらえるサークル活動ぐらいのノリでやっておかないと、人格崩壊して死にますから。


感想


2021年読書:188冊目
おすすめ度:★★

ちょっと古い(2014年)ので、色々状況が変わっていることもあるなあ、と思う。
あと著者の口が悪い(笑)。
それが持ち味で、イヤな感じではないんだけど、わりと下品(貶してるわけじゃない)。
「海外から見たらこーなのよ、日本オワコン」的な感じ。

途中の各種記事引用は、英文も掲載されているんですが、英文載せる必要ある…?と思った。
(参考文献、引用元として文末に掲載すればいいんじゃない?誤訳ではないと証拠を示すために掲載しているんだろうけど)

私はこの日本社会しか知らなくて、そこで働いていて、「なんだかなあ、もう」と思っている。
女性活躍推進、女性管理職登用。
けれど、体制側は何も変わらない。
これまでと同じ仕組みの中に、女を置いただけ。

だから、分かる。
上にあがりたがらない人の気持ちが。

私はずっと、「なぜ上にあがりたいと思わないのだろう」と思っていた。
同期の女性ほとんどが、「ずっと平でいいよね」「その方が楽だもん」と笑い合うたびに。

自分を試してみたいと思わないのだろうか。
あの時挑戦しておけばよかったと、後で悔やむことはないのだろうか。
自分より能力が高いと思えない人たちが、男だからと昇進していくことを、「おかしい」と思わないんだろうか。

自分が上にあがって感じる。
彼女たちは、ある意味では賢いのだと。
上にあがるなんて、ノマちゃん馬鹿だね。
同期の言葉に、私は言い返せない。

得るものが、少ないから。
ここから先に、見えるものがないから。

自分のマネジメント能力の未熟さや、コミュニケーション能力の欠如、仕事に対する知識量の不足。
係長になってから、「できないこと」に気付くばかり。
なってよかった、と思う。
天狗の鼻はボキボキに折られる。
これはきっと、この立場にならないと見えないものだった。知らないままだった。
でも、私はこれを、ずっと続けるんだろうか?

「ノマちゃんなら、すぐに課長になれるよ」
「課長補佐までは上がってみたら?」
でも、それは、何のため?

平社員のまま、上にあがらないことを選択した男性社員もいる。
家族の病気、親の介護、趣味。
優先したいものがあったから、昇格していく道を選ばなかった人たち。
どこかでその人たちを、馬鹿にしていた自分がいた。
でも、違う。彼らは、自分が大切にするものをちゃんと分かっていた。
「男だからこれくらい」というポジションに囚われていなかった。

私も「女だからこれくらいでいいや」と思っている。
降格したい、と気軽に口に出来るのは、私が女だからかもしれない。
重圧から解放されて、ゲームから降りたい。
あとはゲームを楽しめる男性でどうぞ。
でもそれ、ゲームに参加せざるを得ない男性に、役割を押し付けているともいえるよね?

性別の役割と、私がどう生きていきたいか。
さてどうしようか、と思いながら。

これまでのレビュー


日本人が知らない世界標準の働き方 [ 谷本真由美 ]


↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓

にほんブログ村 にほんブログ村へ







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2021.09.11 00:00:18
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.