本のタイトル・作者
海外の有名大学に、リモートで留学する 働きながら、安い学費で、コロナ禍でも! [ 姫松冬紫 ]
本の目次・あらすじ
1 海外大学はリモートでお得に通える!
2 海外大学の多様な通信課程
3 海外大学の入学・通学・卒業
感想
2021年読書:190冊目
おすすめ度:★★★
日本の大学や教育について書かれた本を読むと、本当に希望がなく、オワコンだという気がしてくる。
それで、自分の子供にどういう教育や選択肢を示せばよいのか―――それすら御伽話である、というのはまだ未就学児なので夢を見させてほしい―――と考えると、「大学に行かない」や「海外の大学に行く」ということが見えてくる。
海外の大学に行くには、とにかくお金がかかる。
このコロナで、大学がリモート授業を始めた。
それを見ていて思った。
地方の学生が、東京に行く必要は、あるのだろうか?
それと同じことが、海外の大学についても言えるのではないか?
知識についてはオンラインで習得できる。
理系なら実験があるのでまた別かもしれない。文系も資料の問題がある。
しかし基礎的なところはオンラインで十分だ。
となると、やはり学校に求められるのは「コミュニティ」?
「コミュニティ」。
上京も留学も、むしろ、勉学より違う環境に身を置くということに重要性があるのでは?
そういう意味では、ミネルヴァ大学―――全寮制の4年制総合大学だが、特定のキャンパスを保有していないことが特徴で、学生は4年間で世界7都市に移り住みながら、オンラインで授業を受講する(ウィキペディア)―――に私の考えは近い。
というわけで、子供にはそういう道もあるよと教えてあげたい。
日本の大学に通いながら、通信制で海外の大学にも通える(二重在籍が許されれば)。
私は大学の卒業単位が253あって、通常の卒業必要単位124なので、4年間で2回卒業できるくらい授業を取った。
だから、海外の大学との二重在学、やろうと思えばできるだろうな。
でも、自分がそういう経験を出来なかったからといって、子供に夢を託すのは間違っているよな。
というわけで、この本を読みました。
最近、仕事に面白みを感じられないこともあり、大学院進学や大学で学び直すことを考えている。
放送大学のカリキュラムを眺めて見たり。
…英語を勉強しているなら、通信制で海外の大学もいけるのでは?
著者は、国内大学卒業後、苦手な英語の勉強を再開。TOEIC930点を取得し、海外赴任。
働きながら通信過程でロンドン大学のグラデュエート・ディブロマを取得。
この本を読むと、そんなに英語力がなくても(とはいってもIELTS5・5=TOEFL60点)、お金もものすごくかかるわけではなく(数十万~)、時間がかかるわけでもなく(週に15~20時間)海外の大学に通信制で通える。
しかし、私がやりたいことって「ジェンダー×言語学」なので、ちょっと違う。
英語学習の目標にはなるが、目的にはならないかなあ。
読んでいた中では、幅広いコースのあるイギリスのオープン大学が向いてるかな?
とりあえず「大規模公開オンライン講義(MOOCs)」でハーバード大学とマサチューセッツ工科大学の提供するedX、スタンフォード大学のCoursera、オープン大学のFutureLearnを見てみようかな。
↓ 「見たよ」のクリック頂けると嬉しいです ↓