本のタイトル・作者
自信がつく!毎日が面白くなる!大人の「勉強」大作戦 (日経ホームマガジン 日経WOMAN別冊) [ 日経WOMAN ]
本の目次・あらすじ
Part 1 人生がどんどん面白くなる!大人の勉強スタイル
・勉強を始めたら人生がどんどん面白くなってきた人
・働きながら勉強している人たちの実態を徹底調査
・働く女性たちの勉強ニューノーマル
・“仕事以外の資産=スキル”が人生の幸福度を決定する
・忙しいのに毎日勉強している人たちの24時間
・脳科学的に正しい勉強法
・勉強が起こした変化とつながり
Part 2 何歳からでも遅くない!人生逆転の勉強術
・オンリーワンを目指す女性たちの「勉強×キャリア」ヒストリー
・私たち、趣味の学びを極めたら・・・副業になっちゃいました!
・なぜ私たちは再び勉強するのか?
・大人でも集中力&記憶力はアップする!OVER40からの最強メソッド
・脱・ネガティブキャリア!「逆転の学び」のルール
・大人の学び直しで人生をアップデート!
・何を学べばいいか分からない人向け勉強相談室
・哲学者に聞く頑張って勉強したら幸せになれますか?
Part 3 英語力がアップした人のイマドキ勉強法
・英語力がアップした人のイマドキ勉強法
・0円&高コスパでできる英語学習のヒミツ
・最短で「英語コミュ力」が身に付く省エネ学習法
・『英語日記BOY』新井リオさんが教える コスパ最強!の英語独学メソッド
・独学なら「読む」「聴く」に集中するのが正解!差がつく「英語」勉強法
Part 4 一生稼げるスキルは“本業”以外で磨く!
・「コロナ後」はキャリアの磨き方が変わる!
・自分の強みと自信を見つけた人たちのhistory
・新時代を生き抜く「勉強」と「キャリア」のルール
・自立女子に重要なのは「自分の立て直し方」
・フツーの人でも始められる複業入門
Part 5 今、身に付けたい 最新・教養Lesson
・プログラミング教育を受けていない私たちはやばいですか?
・職場でフェミニズム発言、結局、損しませんか?
・働く女性のための「FACTFULNESS」入門
・趣味→教養→スキルをつくる 「好き!」の磨き方、教えます
・私たち70代、まだまだ学び続けてます!
・学びの「1000日チャレンジ」始めよう!
・噂の「勉強本」タイプ別おすすめ10冊
・勉強の質を上げる優秀文具&アプリ
感想
2021年読書:214冊目
おすすめ度:★★★
「日経ウーマン」2019年10月号、2020年7月号・9月号・12月号の再編集。
勉強特集ばかりをまとめたものなので、本誌を読んでいる人は既読の内容。
ただ、勉強のモチベーションを上げたいときにはよい感じ。
大人が、みんな勉強していること。
リアルライフでまわりにそんなに勉強している人がいないので、刺激になる。
「すごいなあ」と思うし、「がんばろう」と思える。
私は「小さい子どもがいるフルタイム勤務」の人の時間軸と勉強方法が見たかったけど、あんまりいなかった。
実家暮らしとかだと、どうしても「そりゃああんた勉強できるでしょうよ」とひねくれてしまうんだ…。
関係ないのにね。
勉強するのはあくまでも私であり、私は私として自分で出来ることをやるしかない。
私の問題。
上を見ても、下を見ても、仕方がないんだ。
右田りささんという方が、英国の通信制大学のことに言及されており、この間読んだ
海外の有名大学に、リモートで留学する [ 姫松冬紫 ]
のことか!と。
田中研之輔『プロティアン 70歳まで第一線で働き続ける最強キャリア資本術』
読んでみたい。
人材開発などが専門の立教大学経営学部教授・中原淳氏の
ただ、キャリアと学びについて研究を重ねてきた立場から、『仕事人生の後半』に残念ながら降格・降級されるなど、キャリアという登山の下山途中で遭難してしまった人の特徴を一言でいうと、“学びや変化から逃げてしまった人”。
というのが刺さる。
私も「降格したい降格したい」と言っているんですが、それって変化から逃げているだけなのかなあ。
立命館大学大学院先端総合学術研究科教授・千葉雅也氏の
そもそも勉強は万人にはおすすめしません。勉強することで幸せになるかどうかといえば、むしろあまり勉強しないほうが幸せな場合は多い。(略)今の状態で幸せと感じるなら、勉強しなくても構わない。
なぜなら、勉強するとその幸せが壊れてしまうから。(略)物事を知らないほうが幸せという観点もあって、知識をつけて物事に繊細になるより、貧しい感じ方で、ある種エネルギッシュに生きることが幸せという考えを、僕は否定しません。
勉強とは貧しい見方が失われるという意味で喪失であり、自己破壊です。実は恐ろしく、勇気がいること。
これ。これです。「世界の見え方の解像度が上がる」。
勉強をすればするほど、辛くなる。悲しくなる。
蒙を啓けば、これまで知らずに済んだことを知ってしまう。
そしてもう、戻れない。
2019.09.19「
本を読む習慣をつけるには?活字中毒者が方法を考える(導入)」
2019.09.20「
本を読む習慣をつける方法は?(実践編)」
を書いていた時に考えた。
きっと、本を読むことも同じ。
必要としている人と、そうではない人がいる。
私はすごく目が悪くて、眼鏡やコンタクトなしだと、ぼやーんとした視界でしか見えない。
でも、寝る前のその世界がわりと好きで。
「今から私は寝るぞ」「完全にスイッチオフだぞ」という世界の見え方。
レーシックをした人が、それが失われたことを嘆いていて、「そうか」と思った。
いつも、くっきりはっきりとした世界だと、疲れてしまうから。
鈍く生きることもまた、必要なのかもしれない。
これまでの関連レビュー
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ムダにならない勉強法 [ 樺沢紫苑 ]
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学び効率が最大化するインプット大全 [ 樺沢紫苑 ]
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