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カテゴリ:若トラ通信
馬鹿にした仕打ちか それとも・・・ 8日に一軍登録されたばかりの玉置隆投手が10日に抹消されるという。一度の登板機会もないまま高宮と入れ替えらしい。本人は「任されたところで頑張る」と意気込んでいただけにショックだと思うし、これでモチベーションが維持できるのか心配だ。 そもそも、たった2日で抹消なんて、何のために一軍登録したんだろう。それも、投げて致命的なくらい打たれてというわけじゃなく、投げる機会さえないままだ。 非公式サイトはファームのゲームを見に行くことが多いので、玉置投手を間近に見る機会がたくさんある。投手としてのまとまりがあり、フォームも美しく、速いボールも持っていて、今までファームでは抑えのエースとも呼べる存在だった。 私立和歌山商から2005年のドラフト9位でタイガースに入った生え抜きで、今年11年目、来月には29歳になる。タイガースでは藤田平元監督の後輩だ。名前は「たかし」と呼んでしまうが、実際は「ゆたか」だそうだ。 11年目の現在まで、一軍では18試合の登板しかない。通算25イニングを投げて2HP、被安打15で自責点は5。通算防御率は1.80と悪くないし、25イニングで25三振を奪っているのも、速球に力がある証拠だ。どうしてもっと使ってこなかったんだろう。 今回、当て馬のような登録、抹消を見ていると寂しくなる。彼のプロ年数と実績、年齢などを加味して考えると、潮時が近づいているかもしれないからだ。このような仕打ちを受けるのは、ひょっとするとすでに見切りをつけられてしまったのではないかという疑念が湧き上がる。 陰ながら長年応援してきた投手だけに惜しい。今思うと、玉置の場合は、例えば2010年ころに、投手陣の層が薄いチームへトレードしてあげた方が、開花した可能性があるからだ。 球団は優勝や勝ち負けを優先しなければいけないが、選手たちはそれぞれ人生を野球に賭けているわけだから、一人一人の適性、年齢、チームでの立場などを注視しながら、タイガースの中だけでなく、ほかに活躍の場があるなら、その選択肢も考えてあげるべきだろう。球団経営者にはそういう責任があると思う。 もちろん玉置投手にチャンスがないわけじゃない。野球人生を自分なりにどう考えていくかは、玉置自身が判断しなければならないが・・・非公式サイトは、玉置について、まだまだやれると思っているし、これからも応援していきたい! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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