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テーマ:日本ミツバチ(438)
カテゴリ:日本ミツバチ
昨日から蜜蝋精製をしています。
7月中旬の巣板12枠分と、 10月の巣板20枠分、 合計32枠分から蜜蝋を採取します。 初心者の蜂友は簡単に蜜蝋を所望しますが、 どれほど大変なのか分かっているのでしょうか??。 日本ミツバチの蜂蜜より希少な日本ミツバチの蜜蝋です。 1枠からは150~200グラムほどしか採れません。 値段もそれなりに100g約1500円が相場です。 ************************************************** 1日目。 玉ねぎネット、230×380に入れます。 テール缶にちょうど合いますし使いやすい大きさです。 このサイズはキンリョウヘンを包むに適しています。 私は巣屑が出て来ぬように二重にネットに入れてます。 とにかく蜜蝋は解けると至る所にくっつき手に負えません。 汚れても良い服装、 機材、道具は専用にします。 70度以上、絶対に沸騰させぬのがコツです。 最初は2個をテール缶に入れて熱湯を注ぎストーブに載せておきます。 1時間程経過するともう2個を入れておきます。 玉ねぎネットを下に沈めるために使います。 何回も攪拌し巣板がとろとろになるまで待ちます。 だいぶ蜜蝋が浮いてきました。 再度攪拌し、蜜蝋が完全に溶けるまで続けます。 ここまで3時間はかかります。 完全に溶けました、 玉ねぎネットを沈めて、 お玉でパックに掬い取ります。 牛乳パックが蜜蝋がくっつかず使いやすいと思います。 ほぼ掬い取りました。 再度攪拌します。 玉ねぎネットを沈めて、 このまま冷やしますと最後の1適まで蜜蝋が採取できます。 携帯バーナーで間接的に熱を加え、 蜜蝋は総てテールカンに落ちます。 このまま一晩経ちますと固まりますがそこには巣屑がびっしりですので 綺麗に削り取るのがコツです。 牛乳パックは明日まで冷ましておきます。 ******************************************** 2日目。 底をカッターナイフである程度削り落とします。 色変わりの巣屑が1センチ程底にたまっています。 土嚢袋に入れて、 片手ハンマーで砕きますと早く溶けます。 ストーブの上ですから時間は懸かりますが、 失敗はしません。 百均のステントレイが固める容器です。 1時間程経ちますと水道の冷水で固まられます。 固まると収縮しますので簡単に剥がれます。 自宅分蜂取り込みでは1箱で40gほど使用します。 自然待ち受け捕獲では倍80グラムほど使いましよう。 最近は自然捕獲はよほど熟練な方でないと無理です。 470~600gの使いやすい形にします。 都合12時間の作業でした。 今年は6.36キロ採取出来ました。 今年のハチミツの採蜜量は100リットルを超えましたので、 いかに希少かお判りでしょう。 32枠ですから1枠198.75gとなります。 意外と沢山採れました。 2.3の蜂友に差し上げて、 残りは販売してしまいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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