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2009年05月15日
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カテゴリ:「秘密」詩・小説
BLの苦手な方は読まないでください。

 猟奇殺人事件の苦手な方も読まないでください。

 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。


   手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  



 狂気は人から人へと伝染するという。脳を見る者は感情移入

 しないようによほど気をつけない限り、狂気は見た者へと

 受け継がれる。佐伯は鈴木を経て貝沼の狂気にとり憑かれた

 のだった。佐伯は薪にこう答えた。

 「兄さんの脳を見たよ。日本に着いてすぐ・・・兄さんが死んだ

 のは事故なんかじゃなかった。あんたが殺したんだ。俺は兄さん

 が好きだった。俺は小さい頃から勉強勉強でちっとも遊ばせて

 もらえなかったから、本当の友達なんかできなかった。だから、

 従兄の克洋兄さんだけが親友だった。それなのに、あんたが

 大事な兄さんを奪ったんだ。大好きだったのに・・・」

 佐伯は泣いていた。そして、泣きながら薪の首を絞めた。

 「この人殺し!兄さんを返せ!返せ!」

 佐伯は薪の喉を潰すようにグッと指先に力をこめた。このまま

 殺されるかもしれないと薪が思った時、寝室の扉が開いた。

 「そこまでだ。」

 銃をかまえた青木が立っていた。

 「手をあげろ。ゆっくり手を放してベッドから降りるんだ。」

 佐伯はゆっくりと振り返ると両手をあげてベッドから降りた。

 「そのまま床に伏せろ。逮捕する。」

 青木が手錠を取り出そうとした時、佐伯がベッドに転がっていた

 ナイフを拾って青木を刺そうとした。だが間一髪のところで避け、

 青木は佐伯の腕を脇に挟んでナイフを叩き落とした。そして、

 腕を後ろにねじ上げて佐伯に手錠をかけた。佐伯は手錠をかけ

 られるとガクンと頭をたれ、急に大人しくなった。やっと観念した

 かのように見えたが、次の瞬間、突然目を見開きわめき出した。

 「俺は悪くない!全部この悪魔が悪いんだ!兄さんを殺した

 悪魔め!呪ってやる!」

 佐伯は薪に呪いの言葉を浴びせた。青木は驚いて佐伯の頭を

 後ろから殴った。佐伯が床に倒れこんでも何度も何度も拳を

 叩きつけた。

 「やめろ!青木。それ以上殴ると死ぬぞ。」

 薪が青木を止めた。佐伯は血を流して気を失っていた。

 やっと我に返った青木は縛られている薪のもとへ駆け寄り、

 手足の紐をほどいた。

 「遅いぞ。」

 薪がいつもの冷ややかな口調で言った。

 「すみません。」

 青木は薪に謝った。そして、自分の背広を脱ぎ、あられもない

 姿でベッドに座っている薪の肩にかけた。

 「すみません。もっと早く踏み込んでいたら、こんなことには・・・」

 青木は血のついたシーツを見つめながら泣きそうな顔をした。

 「ばか。お前のせいじゃない。」

 「薪さん。」

 青木は薪を抱きしめた。パトカーのサイレンが窓の外から聞こ

 える。今頃、手配していた警察の応援がかけつけたのだった。

 薪みずからのおとり捜査により事件は解決した。

                           (続く)


   手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート 


     
       





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最終更新日  2024年02月27日 18時18分33秒
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