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テーマ:二次創作小説(948)
カテゴリ:「秘密」詩・小説
BLの苦手な方は読まないでください。 18禁です。 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m 翌日、薪は総監に呼び出され、辞表を提出するよう言われた。 だが、青木が医師の診断書を添えて、暴行を受けたと証言し、 薪の正当防衛を主張した為、薪は謹慎処分で済んだ。青木は 犯人が撃たれて車の前に倒れこんできた時に驚いて車を発車 してしまった為、誤って轢き殺してしまったと嘘の証言をした。 脳をわざと轢き潰した事を知られてはいけないと青木は薪を かばったのだった。青木は不慮の事故により、犯人を死なせて しまった事を謝罪し、自分も謹慎処分にして欲しいと申し出た。 これによって、二人とも3日間の謹慎と始末書の提出だけで 済まされたのだった。青木は犯人の自白による事件の全容を 報告書にまとめて提出した。おとり捜査まがいの事件解決に 総監は難色を示したが、やむなく、これを受理。連続殺人事件は 幕を閉じた。 そして、冬の終わりを告げる頃、青木の傷は癒えた。 「薪さん、今日でもう来なくていいって医者に言われました。」 「よかったな。青木。」 「はい。2針縫った時はどうなることかと思いましたが、トイレに 行っても痛くなくなりましたし、もう大丈夫です。」 「そうか。今日は快気祝いだ。飲め。」 薪はワインをあけてグラスに注いだ。青木が暴行を受けた傷は 全治2週間という重症だった。青木は大人しく入院していれば 良いものを、病院を抜け出して、総監と掛け合ったり、無理して 仕事に復帰したものだから、なかなか治らなかったのだ。 「乾杯。」 グラスを傾ける薪を見て、人殺しの汚名を着てまでかばう必要は ないと怒られても嘘の証言をしてよかったと青木は思った。 「薪さんがGPS携帯を持たせてくれていて良かったです。 薪さんが助けに来てくれなかったら、俺は殺されていました。 薪さんは命の恩人です。」 青木は薪に口づけした。そして、舌を絡ませて吸いながら、 優しく薪の服を脱がせた。 (続く)
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最終更新日
2011年03月03日 21時58分46秒
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