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2011年03月03日
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カテゴリ:「秘密」詩・小説

 BLの苦手な方は読まないでください。

 18禁です。

 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m



   手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート 



 翌日、薪は総監に呼び出され、辞表を提出するよう言われた。

 だが、青木が医師の診断書を添えて、暴行を受けたと証言し、

 薪の正当防衛を主張した為、薪は謹慎処分で済んだ。青木は

 犯人が撃たれて車の前に倒れこんできた時に驚いて車を発車

 してしまった為、誤って轢き殺してしまったと嘘の証言をした。

 脳をわざと轢き潰した事を知られてはいけないと青木は薪を

 かばったのだった。青木は不慮の事故により、犯人を死なせて

 しまった事を謝罪し、自分も謹慎処分にして欲しいと申し出た。

 これによって、二人とも3日間の謹慎と始末書の提出だけで

 済まされたのだった。青木は犯人の自白による事件の全容を

 報告書にまとめて提出した。おとり捜査まがいの事件解決に

 総監は難色を示したが、やむなく、これを受理。連続殺人事件は

 幕を閉じた。

 そして、冬の終わりを告げる頃、青木の傷は癒えた。

 「薪さん、今日でもう来なくていいって医者に言われました。」

 「よかったな。青木。」

 「はい。2針縫った時はどうなることかと思いましたが、トイレに

 行っても痛くなくなりましたし、もう大丈夫です。」

 「そうか。今日は快気祝いだ。飲め。」

 薪はワインをあけてグラスに注いだ。青木が暴行を受けた傷は

 全治2週間という重症だった。青木は大人しく入院していれば

 良いものを、病院を抜け出して、総監と掛け合ったり、無理して

 仕事に復帰したものだから、なかなか治らなかったのだ。

 「乾杯。」

 グラスを傾ける薪を見て、人殺しの汚名を着てまでかばう必要は

 ないと怒られても嘘の証言をしてよかったと青木は思った。

 「薪さんがGPS携帯を持たせてくれていて良かったです。

 薪さんが助けに来てくれなかったら、俺は殺されていました。

 薪さんは命の恩人です。」

 青木は薪に口づけした。そして、舌を絡ませて吸いながら、

 優しく薪の服を脱がせた。


                           (続く)




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最終更新日  2011年03月03日 21時58分46秒
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