お隣さんの国：韓国からの手紙

Kリーグも大詰め（だった）。

1軍12チーム中、仁川ユナイテッドFCは10位、
尚州尚武は7位（だった）。

（ブログを書いているうちにKリーグの季節は終わってしまった）。

尚州尚武は軍人たちのサッカーチーム。
サッカー選手が義務の兵役に就く場合に
このチームに入る。

仁川ユナイテッドFCの監督は、
日本でもプレーしていたユ・サンチョル。
末期のすい臓がんと闘いながら監督をやっている。
今年のホームでの試合はこの日が最後（だった）。

5月に就任したユ・サンチョル監督は、
なんと、ホームでまだ一度も勝ってないらしい（だった）。
そんなことって？（＠＠）

誰かがネット上で
「最後のホーム競技で勝利できるよう、
みんなでユ・サンチョル監督を応援しよう！」
と呼びかけたらしい（だった）。

ヒューマニストなよしくんは、こういうのには弱い。
先日も、ナショナルリーグチーム（実業団）が初めてFAカップの決勝に進出した時に、
わざわざナショナルリーグチームの応援にサッカー場まで駆けつけて応援した。
その日の日記は、こちら。

よしくんは優しいのよ。
そうね、ユ･サンチョル監督を応援しに行きましょう～～～


仁川まではバスで行って、東仁川へ。
東仁川駅の近くにある「イングランド・王トンカツ」は、
ヒットドラマ「応答せよ1988」にも出てきた
昔ながらの豚カツ屋だ。
レトロが好きなよしくんの好み。



11時半オープンだけどこの時まだ11時過ぎだったので
ちょっと近所を散策。



1883年の仁川開港の頃に作られた井戸だそう。


その隣に、

「李吉女　産婦人科　記念館」

李吉女女子の本は日本語にも翻訳されているらしく、
アマゾンに、日本語略歴も載っている。
こちら。

日本大学医学部で医学博士号を取ったようです。


この記念館は無料な上、案内嬢が解説までしてくれる。



1970年代の李吉女産婦人科の再現。
韓国は産後に大量のワカメスープを食べるんだけど、
手前のでっかい鍋がワカメスープの鍋。



テレビの横にあるステンレス製の丸いのが、ヨガンといって、おまる。
昔はトイレ事情が悪かったのでこういうのを使ってた。
1990年代まで使ってたと思う。
布団もこういうのだった。
布団カバーじゃなくて、白い布を縫い付けて、
洗う時は糸を外して白い布を洗い、
乾かしてまた布団に縫い付けていた。
これも1990年代までやってた。

布団も、ヨガンも、ワカメスープも、
何もかも懐かしい。

この20年くらいであっという間に韓国は急変して、
最近の若い韓国人たちは、こういう布団もヨガンも知らないんだろうけど。



李吉女先生は今は嘉泉（カチョン）大学の総長も兼任している。



この方は1932年生まれなんだけど、
若く見えるということでも有名だ。
「李吉女」と検索すると、もれなく「童顔」という単語がヒットする。



勲章もたくさんもらってるようですね～



タダで見学できる上に、記念品までもらっちゃいましたよ。
東仁川駅のすぐ近くです。


さて、そろそろ11時半だし～と、イングランドトンカツ屋へ。


寂れた～感じのお店なのに、
すでに店内は人でいっぱいになってて驚いた。
12時過ぎると行列ができてた。



「やっぱり、イングランドというとエジプトだよね～」
と、壁の絵を見ながら、よしくん。

そうなのか？？？



キャベツ、たくあん、キムチ、グリンピーススープなどはセルフで食べ放題。


グリンピーススープが絶品で、
よしくんはお代わりしてた。
はんらもお代わりしたかったけど、お腹に入らず。。。
いと悔し。



トンカツ＠大きい！は、9500ウォン、
フィッシュカツは11800ウォン。
ご飯かパンが選べる。





テレビで何度か紹介された模様。
ドラマにも出たし、それで人が多いのか～



東仁川駅から桃源駅までは1駅なので腹ごなしに歩いた。

そして、桃源駅の真ん前が、

仁川サッカー専用競技場。
試合はここで行なわれた。

のだが、前置きが長過ぎたので、明日に続く～