まず、知っておきたい文法(その3)
今日は雨です。年賀状を書き出していますが、なかなか進みません。簡単に、あいさつの一言を書こうとしますが、ついつい、数行になってしまいます。一年に一度、年賀状での連絡の知人もいますので、どうしても長くなってしまうのです。この調子だと、週末ずっとかかりそうなので、適当に切り上げないと、終わりません。楽しみながら、かつ、スピーディーに行きます。さて、この日記も、テーマである「アジアの言葉を一度に勉強してみるには」で50回目を迎えました。重たい内容で、引っ張ってきたので申し訳けなく思います。今週も、文法に関するものなので、重い内容になりますが、出来るだけ軽く進めていこうと思います。 先々週は、1.誰が、何をする (意見や事実を述べる)2.何をしたら、”駄目だ”(否定の表現)3.何ですか、~をしますか(疑問の表現)でした。そして、先週は、4.~して下さい、しろ (お願いや命令をする)5.~をした、~をするつもり (過去や、未来の表現)6.~できますか、 (可能性や許可の表現)でした。これで、文法の胴体部分は大丈夫かもしれませんが、手足のような、末節ですが、細やかな表現には欠かせない文法を抑えておきたいところです。そこで、今週は、そのような、細やかな表現に必要な文法にどのようなものがあるか書いてみます。7.~させる、~される (使役や、受身の表現)韓国語では、「~ゲ ヘヨ」で使役を、中国語では、「被~」で受身を表現します。ヒンディー語のように、動詞の形が変化する場合もあります。8.より~、一番~ (比較や最上級の表現)中国語では、「比~」の形です。このように、~の形容詞が変わらない場合があります。タイ語もそうですが、「より」、「一番」を表す語が、形容詞の後ろにつきます。比較級のように、形容詞自体が変わる場合があります。例えば、ロシア語では、形容詞の語尾に、eeをつけて、比較級をつくります。9.もし、~ならば (条件文、仮定法の表現)韓国語では、「~ミョン」で、~ならばの意味になります。ペルシア語あごでは「アギャル~」で~ならばの意味になります。動詞自体が変わるものもあります。ロシア語では、英語と同じく、動詞の過去形で、仮定の表現をします。10.~するところの (関係代名詞、複文の表現)インドネシア語では、「yang~」で、~するところの意味になります。ペルシア語などでもそうで、大抵の言葉では、このように関係代名詞を使って表現します。けれども、韓国語や日本語のように、名詞を動詞の連体形で修飾して表現することばも、あります。11.~し続けている (継続の表現)韓国語では、「~ッスムニダ」で、~しているの意味になります。12.その他これは、各国独特の表現が、必ずありますが、そのことを指します。けれども、全体の割合からみれば、独特の部分は、わずかになります。インドネシア語の有題文や、排他文のように、~は~だ(有題文)、~は~だけだ(排他文)のように、名詞と形容詞だけを並べてつくるような構造の文体です。一つ一つの項目に、あまり突っ込まず、比較しながら、パターンとしてどのようなものか考えながら勉強すると、頭が整理されて効率が上がると思います。皆さんも、丸覚えするのではなく、何が、この言葉の特徴なのだろうかと、考えて調べまとめながら勉強すると、思わぬ発見があると思いますよ。そのためには、まず、参考書の目次の部分をよく読んで、大まかな文法説明の流れを把握してから、勉強を開始することでしょうか。お疲れ様でした。