ヴァディム・ホロデンコピアノリサイタル
2016年10月7日 豊洲シビックホールショパン ベルスーズ op57 ノクターン op15-2 op15-3 op48-1 op48-2 スケルツォ op20 op54リスト 超絶技巧練習曲集 9番 回想 6番 幻影 5番 鬼火スクリャービン ソナタ 4番嬰ヘ短調 op30 5番 op53奏者に贈る花束すら飾られていない、簡素というより殺風景なホールで聴いた。指慣らしの子守歌(ベルスーズ)以下ショパンプログラムが多いのは日本のコンサートでは仕方がないか。正確だけれど、堅苦しさのない流麗な音と、聴かせどころを弁えた解釈。20代最後のピアニストのこれからが楽しみ。4本ペダルのうちやはり2本しか使っていなかった?それはまあ、足は2本しか無いからね。だけど、彼はこの先、自分の子供を持つことがあるのだろうかと、下世話なことをふと思ってしまった。芸術家の台所も下世話が一杯、それが真実ということで。演奏の合間にロシア語で短い挨拶を挟んでいたが、私にはわからなかった。アンコール2曲が美味しかった。そして帰宅してアルコール2杯で美味しく乾杯。