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カテゴリ:サルコペニア 支援介護 家庭内介護 料理
野菜で肉を食べる もちろん肉はフライパンで直焼き オクラとニラはボイル トマトと玉ねぎのスライス サルコペニアⅤ 家庭内介護 サルコペニアの対応 Q「何をする?」 A,リセットする A1筋肉バランス 縮んでいる筋肉のせいで伸ばされている筋肉の関係は支配と従属 常習犯が脳の場合は本人にとっては無意識なので自己修正は非常に難しい 筋肉の委縮の場合は、その筋肉の緊張をほぐす支援をする まず筋肉のバランス(働き)を均一にすると考え、縮みたがる筋肉には伸びてもらい、伸ばされている方には縮んでもらう 重要ポイント1{今から何をするか}本人と脳に宣言する(自分で行う場合も) 2「一緒に動かす」つもりになってもらう 全く動かないとしても「いいよ!いいねぇ!動かして」と声掛けをする 言葉が理解できない場合は動かす部位を軽く叩くなど予動作を加える 上手くできないと逆効果で更に緊張させ、噛みつかれたり抓られたりしてしまう 硬直や委縮が強く補正や改善が難しい場合は、潔く寝てしまい重力との関係を変える事でリセットする A2可動域の確保{骨の異常がない場合} サルコペニアが進行すると可動に影響が出てくる 筋肉だけでなく恐怖心や用心深さから動きを制御してしまう事も多い 習慣化してしまうと劣化が始まる{それなりの筋肉の動きに収まってしまい、それなりの筋肉に置き換えられていく} ①大きく動かす 関節が柔らかい これは口語で実際は筋肉が柔らかいか? 例えば、「舌を大きく動かして」「指を大きく開いて」「肩を大きく回して」など 関節に関わる小さな筋肉から、すべての筋肉を大きく動かす これだけで筋力がつき、質が向上する ②小さく動かす 可動制限が極端に強い場合 関節が固い 実際は筋肉が固い(委縮や硬直など) 関節が柔らかい場合も含め、自分で動かし始めて止まったところから1cm更に動かす 他人が動かすときは、痛みが発生したところで一度止めて1mm更に動かす 実際は、そんな微調整はできず、それ以上に動かしている これを繰り返して可動範囲を広げていくと「簡単で楽に結果が出る」 心理と脳へのアプローチが効果を上げる 関節と筋肉の関係 骨格筋の殆どは繊維の束が集まり筋膜で覆われている 基本的にはゴムボールの様に変幻自在で、骨格に従って人を形作り、骨の可動域に制御されて二足歩行や座っての作業を可能にしている 筋肉は骨がバラバラになったり擦れないよう接合し、接合部は繊維性が変わり腱と言われている 筋肉が柔軟性を失うと動きが悪くなり、無理をすると痛みが発生する 骨の可動域に沿った捻りの動作は食事や服の着脱、オシリを拭くなど人間独自の動きを可能にしている 様々な場面においての身の交わし方も捻りが重要になる 筋肉と筋肉の関係 対の関係であり基本的には前後と左右で均衡を図っている 筋肉の均衡とは同等の力ではなく働きによる関係で、どちらも柔軟性が重要になる 例えば、屈伸運動で辛くなる場所は体が固いほど広範囲になる 神経経路を含み筋肉は繋がっていて関連しているので影響を及ぼし合っている 関節が一つの節目になって動作に現れてくる つまり、良いことも悪い事も連鎖する サルコペニアで考える場合、臓器も筋肉なので適度な運動は臓器の働きに影響することを忘れてはいけない 関連痛 支援介護では痛みの訴えが付き物だが、痛むんだから「そこが悪い」と言うのは通用しないと考えておく 一般的な腰痛は腰が悪いのではなく多くは骨盤の歪みや首が原因 更に範囲を広げると腕や足の指までに及ぶ 丈夫な腰の筋肉を痛めることは滅多に無い大事件で、逆に原因も分かりやすい 本当の悪い原因箇所は押さえないと分からないので自覚するのが難しい 首が悪いのに違う場所の腰に出ている痛みを関連通と言う この場合、首の状態を改善しなければ腰の痛みは永遠に続く 臓器も同じく関連通で悪いところが分かり放散痛と言う つまり、悪いところとは別の場所に痛みが出ていると考える事が出来なければ沢山の事を見落としてしまう事になる 上級編 A3動作環境と柔軟性 捻り 人の骨格は他動物より複雑な動きができる その骨格で人の形を保ち、自由に動かすのは筋肉 服を着たり、靴を履いたり、料理を作ったり、物を操り、おしりを拭く 筋肉のトラブルが重症化すれば、そう言ったことが出来なくなる 柔軟だけではグニャグニャしてしまい強いだけではギクシャクして繊細な動きができない 素早さ(反応速度)も緻密さも筋肉の質が悪いと発揮できない 捻りを邪魔するもの 首・肩・手首・腰・膝・足首など左右の傾きや前後の曲がり 首では顎の突き出し 肩が前に出ている・左右の上り下がり 手首は手のひらをテーブルに返して親指がつかない 腰は左右の上り下がり・骨盤の開きと立ち 膝の曲がりと膝小僧の向き 足首の曲がりと向き・指の浮き 筋肉は繋がっていて影響し合うので単独で症状はでない 捻ったまま、捻りが困難、返しが上手くできないなど動作に問題が起きてくる ※捻りの改善は危険なので専門家に相談しアドバイスをしてもらう 簡単にできること 座る位置を変える 座った時の足の置き方 物の配置、位置や高さを変える 例えば枕や、よく使うもの 利き腕を使わない 一日一回からOK 筋力やバランス感覚があれば、ぶら下がりやその場での軽いジャンプは効果も効率も良い 体力・心臓、呼吸系など問題、骨粗鬆症が有れば、最強なのは貧乏ゆすりや体の至る所をブラブラ揺するなど 揺するときは拠点(支点)があって固定、揺らされる方は脱力しないとブラブラしない 覚醒しているとき筋肉を意図的に弛緩させることは意外に難しい この様な動作はサルコペニアや認知症で更に困難になるので目安になる 筋肉に休日はない 寝返りは物理的な悪影響から体を守るのに必要な動きで、健康体で有れば一晩で平均睡眠8時間辺りなら20回近く無意識で行われている つまり、20~30分に1回ペースで体を動かしている事になる 筋肉を使う⇔弛緩させる スイッチのON/OFFが上手くできないと良い睡眠は取れない 起きている時は尚更で、ON/OFFができないとストレスを溜めてしまう 手を上げて背伸ばしをするのはOFFにする下準備と言える 緊張・収縮で溜めた縮みストレスを伸ばして開放しリセットしている 寝起きで行うと良いと言われるのは寝ている時も頻繁に体を動かしているからで、一日のスタートを筋肉目線でリセットしている この時、異常が無ければ快感物質が働き脳は喜び、痛みなど問題が有れば不快物質の働きで脳は嫌がる
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Last updated
2021/02/21 07:15:09 PM
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