|
カテゴリ:カテゴリ未分類
9月14日の日記で空手を始めることになった話を書いたんですが、今日が、その空手道場の初日でした。
「気合いを入れるため」。会社の人は道場開設の目的についてそう語りました。その言葉、率直に言って、虫酸が走りました。どうして武道って、そのテの妙なオブラートに包んで語られるんでしょうか? 思えば、私の武道嫌いは、中学時代の柔道の授業に端を発しています。母校が格技指定校だった関係で体育の授業のかなりの時間を割かれたんですが、左利きの私は組み手や技のかけ方など右利きに合わせねばならないことが多すぎるのに抵抗があり、あまり積極的に授業を受ける気が起こりませんでした。なんでそんな身体的差異を殊更に強調するようなスポーツを精神修養の一環として文部省が勧めたがるのか、さっぱり訳が分かりませんでした。 ところが、師範の先生の説明は、気合いや精神修養云々とは若干違うものでした。 「身体は、なかなか自分の思った通りには動いてくれないものだ。だから、空手を通じて、自分の意志で身体を動かすための訓練をする。自分の意志通りに身体を動かせるようになれば、必ず『何があっても自分は大丈夫!』との自信ができるし、そうなれば、いつ会社を辞めても一人でやっていける力だってつくはず。」 メモをとっていないので多少の違いはあるとおもいますが、そんなことを話してくれました。そういう考えはこれまでの私の中にはなかったので、少し頑張ってみようとの気になりました。 今日の稽古は、突きと蹴りの基本。まだまだ全然形になっていませんが、師範を信じて、モノにしていきたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2002.09.20 21:48:44
コメント(0) | コメントを書く |