近くにあって人口や規模が似通った都市同士には、ライバル意識といえば聞こえがいいんですが、住民や出身者同士が相手の都市のことを悪く言うケースが多いです。私の知ってるケースで言うと、室蘭在住の旧友は苫小牧のことを、一関出身の会社の後輩は水沢のことを、悪く言います。人間はどうも、そのテのシチュエーションに対してムキになってしまうことが多い生き物のようです。
福島市と郡山市もまた、そんな関係にある都市の代表例といえるでしょう。このケースは福島県内において福島市=行政、郡山市=経済の中心地なので単なる感情論の枠を超えた所でライバル関係にある訳ですが、面白いのは、たった40キロほどしか離れていないのに、両都市での方言が微妙に違うこと。福島市は語尾に「○○ダベシタ」、郡山市は「○○ダバイ」とつくんですが、このこともまた、両者の対立をいたずらに煽る原因のような気がしてなりません。
では、「ダベシタ」と「ダバイ」との境目は、どこにあるんでしょうか? ずいぶん前から気になってはいたんですが、こないだ妻に訊いてみたら、福島市のすぐ南にある安達町の人が「ダバイ」をつかっていたとの話。どいうことは、今は福島市よりも郡山市の方が、勢力が強い! ということなんでしょうか? 確かに、街の様子を見る限りでは、現在では郡山市の方が、福島市よりも活気があるような気がするんですが…
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Last updated
2002.10.11 21:48:56
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