今日の新聞のベタ記事に、元サッカー日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏がドミニク夫人とともに住居のあるモロッコでイスラム教に改宗したとのニュースがありました。改宗に伴い、トルシエ氏はオマル、ドミニク夫人はアミナに改名したとのことです。
トルシエ氏は昨年10月にサッカーモロッコ代表の監督に就任したものの、わずか2ヶ月で解任。なのに未だにモロッコに住み続けてしかもイスラム教に改宗するとは! イスラム教徒の暴動が報じられた記憶が新しいトルシエ氏の母国・フランスの状況も考えると、謎が謎を呼ぶ改宗と言っていいでしょう。
私は無宗教なので、トルシエの改宗がどのぐらいの「宗旨替え」に相当するのか、ちょっと想像がつきません。キリスト教からイスラム教への改宗はできたとしても気が変わってキリスト教に戻りたいなんて事態になった場合、スンナリ戻れるものなんでしょうか? また、イスラム諸国はヨーロッパ諸国と違って政教が割に近しい関係にありますから、政治信条的にも足かせをはめられそうな気がします。
いずれにせよ、トルシエ氏の改宗は、気まぐれや世迷言の類ではないと思います。本人は改宗の理由や背景について堅く口を閉ざしているようですが、いずれは聞いてみたいし、また、トルシエ氏のようなヨーロッパ人って結構いるのかなぁ? そういうトレンドがあるのかどうかも、詳しく知りたいですよね。
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