昨日の日記で「東北には門前町がない」なんて書いてしまいましたが、よく考えてみると、会津の柳津町って、圓蔵寺の門前町だったんですよね。同じ会津の会津美里町高田も、伊佐須美神社の門前町。思いっきり、見落としてましたね(苦笑) 他にも、このテの見落としはポロポロあるでしょう。恐らく。
ただ、やはり東北地方が他地域と違っているのは、寺社の参詣を主目的とした街道や鉄道がほとんど見当たらないこと。昨日の日記で紹介した手向は山形県舟形町で羽州街道から分岐していた出羽三山への参詣路に位置していますが、柳津や高田はそのテの街道があったわけではない(単に私が知らないだけだが)ので、門前町としての位置付けはどうしても弱いものとなってしまいます。JR只見線は会津若松と高田、柳津を結んでいますが、参詣目的で敷設した訳ではなさそうですしね。
あ、そうそう、会津といえば磐梯町も、元々の成り立ちは慧日寺の門前町のようですね。こうしてみると、会津には門前町が集中しているなぁ。東北の中でも都に近かったから文化の吸収が早かったのかな? いずれにせよ、小規模とはいえ門前町が集中しているのは、同じ福島県でも中通りや浜通りには見られない傾向ですからね。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.12.19 02:06:26
コメント(0)
|
コメントを書く