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カテゴリ:イーグルス日記
昨日のドラフト会議、イーグルスは菊池を抽選で外してしまいましたね…
代わりに1位指名されたのが、立大の戸村健次投手。東京六大学に加盟していながら影が薄い感がある立大ですが、それもそのはずで、現在プロの一軍クラスで活躍している選手がファイターズの多田野、マリーンズの早川、カープの広池ぐらいしかいなかったりします。しかもこの3名、いずれも大学からワンクッション置いてのプロ入りなんですよね。 ついでに言えば、立大から直接ドラフト1位指名された選手は、なんと1987年にスワローズに指名された長嶋一茂内野手以来22年ぶりなんだとか。よりによって長嶋とは不吉だなぁ… 父親がフツーの人ならプロ入りすら怪しかった人じゃん(苦笑) そんなわけで戸村には申し訳ないけど不安を抱かせてしまう立大OBなんですが、調べてみると更に不吉過ぎる情報が… 立大から直接ドラフト1位指名された投手は長嶋から更に5年前の1982年、ライオンズに指名された野口裕美まで遡るのですが、彼、なんとプロ在籍6年で5試合にしか登板できず未勝利のまま引退してしまったんですね。 特に1980年代のライオンズはスカウティングの優秀さで知られた球団で、設立した1978年から1989年の1位指名選手を紹介すると、こんな感じになるんです。 1978年 森繁和(リリーフエースとして1982~83年の連覇に貢献。1983年最優秀救援) 1979年 鴻野淳基(ライオンズでは芽が出なかったが、移籍先のジャイアンツで岡崎郁とショートのレギュラーを争う) 1980年 石毛宏典(長年ショート、サードのレギュラーとして活躍。1986年MVP) 1981年 伊東勤(40代となる2003年までホームベースを守り、ベストナイン10回。2004~07年に監督も勤める) 1982年 野口裕美 1983年 渡辺久信(最多勝3度獲得のエース。2008年より監督) 1984年 大久保博元(ライオンズでは芽が出なかったが、移籍先のジャイアンツで村田真一とキャッチャーのレギュラーを争う。後にライオンズコーチ) 1985年 清原和博(説明不要の4番打者。FA移籍する1996年までチームを支える) 1986年 森山良二(2年目の1988年に10勝を挙げ新人王) 1987年 鈴木健(清原移籍後に中軸を打ち、1997~98年のリーグ制覇に貢献) 1988年 渡辺智男(1989~91年に3年連続して二桁勝利。91年には最優秀防御率も獲得) 1989年 潮崎哲也(サイドスローからのシンカーを武器にセットアッパーとして活躍) 野口の肩身がちと狭い… 勝負事の世界だから数字に差がついてしまうのは仕方ないけれど、ここまであからさまだと何と言っていいのかわかりません。一応、野口の名誉のために付け加えると、野口の指名はライオンズ、ドラゴンズ、ブレーブスの3球団競合だったんですけどね。 願わくば、戸村が長嶋や野口の轍を踏まないよう、祈るばかりです。 ![]() 立教大学〈全カリ〉のすべて お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.10.30 23:21:03
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